第177回:中小製造業が海外で商標を取るには?

 

こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。

さて、今回は、海外向け商標のお話し。

クレヨンしんちゃん商標やiPad商標など、

最近では、特に中国の商標問題を耳にしますね~(^_^;)

海外での模倣品対策として、

商標を取っておくことは、一つの手ですな!(^^)!

もちろん、

「商標を取っておけば万全、もう大丈夫!」

ってことはないです。

でも、模倣品を排除する上では、

何らかの権利を持っておく、

というのは最低限必要ですからね~(^_^)b

だって、ビジネスの世界では、

基本的にマネることは自由ですから(・∀・)

商標の場合、

特許などに較べて、

侵害の判断が簡単ですし、

取得費用も安いです(^。^)

なので、海外の模倣品対策としては、

まずは、商標の取得を考えるというのは

ありかもしれませんね(^_^)

ただし、海外で権利を取るというのは

少し敷居が高いかもしれませんな(゚ω゚)

そんなときにオススメなのが、

国際登録出願です(^_^)b

通称、”マドプロ出願”と呼ばれてます。

マドプロっていうのは、

マドリットプロトコル(マドリット協定議定書)

の略ですな(?_?)

以前お話ししたのですが、

権利というのは基本的には国境を越えません。

なので、マドプロ出願であっても、

各国ごとに審査があります(*_*)

じゃ~何が良いかっていうと、こんな感じです。

●出願窓口が、日本一つだけでok

いままでのように、

各国ごとに出願する手間が省けますね。

う~ん、これは良い(*^o^*)

●費用が安くなるかも

基本的に、各国ごとに出願すると、

現地の特許事務所と、日本の特許事務所の

それぞれに手数料が発生します(>o<)

これがマドプロ出願であれば、

現地の特許事務所を使わずに、

日本の特許事務所による手続きだけで

登録されることがあります(*゚∀゚)

なので、現地の特許事務所を介さない分、

費用が安くなりま~す(^▽^)

ただし、それって一発登録された場合です。

つまり、各国で拒絶されてしまった場合には、

その拒絶に対応する手続きを行うために、

現地の特許事務所が必要になってきます(*_*)

でも、商標の場合、一発登録も結構多いので、

ダメもと出願もアリかもしれませんね(^_^)v

●管理がかなり楽ちん

マドプロ出願によって国際登録されると、

更新や変更の手続きが、一本化されます。

各国出願だと、各国ごとに手続きが必要ですから、

一本化されるってことは、かなり楽ちんだし、

費用も安くなりますね( ̄∇ ̄)

このように、マドプロ出願は、

結構使えますよ(^_^)v

まあ、まだまだ歴史が浅くて

日本でもすっかり根付いたとは言い難いです。

でも、今までもマドプロ出願件数は増えてきましたし、

これからもどんどん増えていくと思います(^-^)

ただし、加盟国がやや少ないのが難点でしょうか(ToT)

米国、中国、欧州などは加盟していますが、

アジア地域はやや弱いような気がしますね。

例えば、2012年7月現在で、以下の国は加盟していません。

台湾、香港、インド、タイ、

マレーシア、インドネシアetc

それでも、日本の次に海外に商標出願する場合、

今までのように各国に出願するよりも

それなりにメリットの大きいマドプロ出願、

検討の余地は充分ありですよ(^O^)

それでは、また次回。

 

ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

 

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