第17回:中小製造業にとってネーミングって重要なの?

こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔 です。

さて、今回は、ネーミングの話です。
社長は、ネーミングについて真剣に考えたことはありますか?

ネーミングというのは、時として、ものすごい力を発揮します。

例えば、有名どころで言えば、調味料の「味の素」。
実は、味の素って、特許でおさえられていたんです。
だから、発売当初は、会社「味の素」しか製造・販売できなかったんですね。

そのおかげで、会社「味の素」はかなり儲けることができた訳です。
実績も作ることができました。

でも、特許って20年くらいで期限が切れちゃうんですよ。
特許の期限が切れたあとは、だれでも自由に味の素を
製造・販売できるんですね。

そこで、特許の期限が切れたあと、他の会社は
味の素と同じ調味料を販売し始めたんです。
でも、他の会社は、ほとんど売れませんでした。
なぜでしょうか?

そうです、ネーミングの力なんです。
「味の素」がずーっと売れ続けていたので、
消費者は「味の素」というネーミングで覚えていた訳ですよ。

だから、他の会社が他の名前で調味料を販売しても、売れないんです。
じゃー、他の会社が「味の素」という
ネーミングをつければいいわけですよね。

でも、他の会社は、「味の素」というネーミングを
つけることができないんですね。

それが、ネーミング=「商標」の力ですな。
ネーミングというのは、「商標」ってヤツです。

会社「味の素」は、「味の素」という商標権を持っているので、
他の会社は「味の素」というネーミングを
つけることができないということです。

商標権というのは、永久に存続させることができますから、
特許による保護期間が終わっても、
ネーミング自体はずーっと保護されるんですね。

社長は、自社製品独自のネーミングを持っていますか?
もし、持っているのであれば、商標登録を考えてみてはいかがでしょう?

ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川壮輔

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