第243回:特許で必要な進歩性とは?Part2

 

こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。

さて、今回は、進歩性のお話し(^0^)

前回も、進歩性についてお話ししました。

特許を取るために越えなきゃならない

第2の壁でしたね(^_^)b

「進歩性」っていうのは、

公開された技術と較べて、

簡単に思いつくレベルを超えてますか

ってことでした。

じゃー、簡単に思いつくレベルってなに?

っていうと、こいつが言葉で表すのがちょっと難しい(>o<)

まあ、直感的に理解できるのは、こんな感じかな。

●最適材料の選択

●単なる寄せ集め

まず、「最適材料の選択」というのは、

文字通り、材料を変えましたっていう感じ。

例えば、こんな方、結構いらっしゃいます。

「ここの樹脂の部分を、木にしたんです」

ある材料を、既に知られた材料に変えました、

っていうだけでは、「進歩性」を越えられません(ToT)

それから、「単なる寄せ集め」。

こいつは、既に知られたものを積み上げていく感じ。

既に知られた要素a~cがあったとすると、

この発明は、「a+b+c」です、という場合です。

例えば、

・ホチキスと、シャーペンと、消しゴムを合体させました

とか

・メールとチャットと電話の機能を設けました

って感じ。

以前、横方向思考のお話をしました(・∀・)

思考を深く掘り下げることなく、

浅い思考のまま、横に広げていく思考です。

横方向思考によって考えられたものは、

まさに、単なる寄せ集めになり易いですね(T^T)

なので、ここでも出てきます、縦方向思考。

一旦立ち止まって深く考える必要があります。

ホチキスとシャーペンを合体させるって言ったって、

問題がありますよね。

重量、バランス、収納、その他もろもろ。

それら問題を解消するために、

新たな創作的工夫ができるはず(^0^)

そうすれば、単なる寄せ集めではなく、

進歩性OKってことになるかも(^Д^)

 

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●●今回のネオフライト奥義●●

・最適材料の選択は、進歩性なし!

・単なる寄せ集めも、進歩性なし!

・縦方向思考で進歩性をクリアしよう!

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進歩性の判断はなかなか難しいですな。

でも、特許が取れた案件と、

取れなかった案件をいくつか比較すると、

分かってくると思います。

それでは、また次回。

 

ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

 

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