第242回:特許で必要な進歩性とは?

 

こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。

さて、今回は、第2の大きな壁のお話し(^0^)

前回、特許が認められるための条件の一つ、

「新しさ」についてお話ししました(^○^)

この「新しさ」をクリアするのは、

結構 簡単なんですね(°0°)

でも、特許を取るのは、そんなに簡単ではありません。

次に控える第2の壁が、それなりに高いんです。

第2の壁というのが、「進歩性」ってやつ(^_^)b

「進歩性」っていうのは、

公開された技術と較べて、

簡単に思いつくレベルを超えてますか

ってことです!(^^)!

ちなみに、特許が取れないで拒絶される理由の

95%くらいは、「進歩性なし」です(゜∀゜)

つまり、特許を取るためには、

この「進歩性」を越えることが

最大のポイントになる訳ですな(*^ー゜)

ここで、注意して欲しいのは、

「新しさ」と「進歩性」の順番です。

特許の審査の順番は、

1.「新しさ」

2.「進歩性」

です。

つまり、審査の順番としては、

まずは「新しさ」の有無なんです(^.^)

なので、最初に、この「新しさ」の壁を越えない限り、

次の「進歩性」の土俵には上がれません(T^T)

「新しさ」をクリアしたものだけが、

次の「進歩性」の判定に進めます(^0^)

逆に言うと、「進歩性」なし、と判定されたということは、

それは、第1の壁、「新しさ」はクリアしてますよ、

ってことです(^▽^)

よくこういう方がいらっしゃいます。

「拒絶されて「進歩性」なしって言われてるんだけど、

公開された技術と全然違うんです。」

そうなんです、違うんです。

だって、「進歩性」なしって判定されたってことは、

第1の壁である「新しさ」は

クリアしてるってことなんてす(^-^)o

「新しさ」をクリアしてるってことは、

公開された技術と違うっていうことなんです。

なので、「進歩性」なしと言われたときに、

「公開された技術と違う」

と主張すると、論点がズレます。

その主張は、「新しさ」の有無を争うときに使うものです。

なので、「進歩性」の有無の争いのときに主張すべきは、

「公開された技術に対して、簡単に思いつくレベルではない」

というものです(^_^)b

「進歩性」の有無について争っている訳ですから、

公開技術と違うのが前提で、

それを前提とした上で、

「簡単に思いつくれべるじゃない」

と主張する必要があるんですね(・∀・)

 

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●●今回のネオフライト奥義●●

・特許には進歩性が必要です!

・進歩性とは、簡単に思いつくレベルじゃないってこと!

・進歩性なしということは、新しさはあるということ!

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「進歩性」の有無を判断するのは、

特許実務をやってないと、

これがなかなか難しい。

でも、慣れてくると、出願する前に、

なんとなく、「進歩性」の有り無しが分かってきます。

もちろん、特許の審査官によっても判断が異なるので、

最終的には、やってみないと分からないんですけどね(>o<)

じゃー、実際には、「進歩性」って

どんな感じなんでしょうかね~(o・д・)

それでは、また次回。

 

ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

 

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