第560回:ビジネスを守る効果的な特許を取るには?

今回も、知財のお話し。

これからの中小製造業は、
相対価値を高めていくために、
競合とは異なる新たな製品やサービスを
創造していく必要があります(^○^)

ただし、競合とは異なる新製品を創造した
として、それがすぐにマネされてしまうようだと、
競合にすぐパクられて、
相対価値は下がってしまいますね(>o<)

ですので、競合にマネされないような
手立てが必要です(`´)
その手立ての代表手段が、特許ですな。
特許を取ることができれば、
少なくともその範囲では、
競合はマネしてはいけない、
という状態を作ることができます(`ε´)

ただし、特許が必ずしも、その新製品を
効果的に保護できるとは限りません(^_^;

特許とビジネスとでは、
戦う土俵が異なります(゜ロ゜)

ビジネスは、同一市場における競合製品
との戦いです。
それに対して、特許は、過去の技術文献
との戦いです(^_^)b

ビジネスでは、現在の市場に
似たような競合製品が無ければ、
戦えますよね!(^^)!
もちろん、将来的な市場動向に
注意する必要はあります。
でも、過去に似たような競合製品が
あったり、過去にホームページや雑誌に
載っていたとしても、
現在の市場に競合製品が無ければ、
やりようはあるでしょう。
ビジネスで重要なのは、現在と未来の
市場ですp(^_^)q

一方、特許では、現在の市場に
似たような競合製品が無くても、
過去に似たような競合製品があったり、
過去にホームページや雑誌に
載っていたりすると、アウトです(ToT)
特に、過去の特許文献ですね。
過去の特許文献に記載されていると、
もはや特許は取れません(>_<)

製品というのは、多様な技術の累積によって
成立していることが多く、
市場に製品として現れているのは、
それら技術のうちのごく一部に過ぎません。

現在の市場に似たような競合製品が無くても、
過去の特許文献には、似たような内容が
たくさんある、なんてことはよくあること。
本当によくあることです(^0^;)

今の時代、まったく新たな未知の概念に基づく
新製品でない限り、広くその新製品を保護する
特許を取ることは難しいですね(>_<)

例えば、コロナ対策のために、
アルミを使ったマスクを考えたとか、
フェイスシールドを考えたとか、
手を使わずにアルコール液をプッシュする
装置を考えたとか、
これぐらいの抽象度で特許を取ることは
難しいでしょう(T^T)

みんな考えてますからね。
おそらく、ホームページを検索するだけで、
それなりにヒットするでしょう(――;)

それでは、そういうアイデアは、
特許が取れないかというと、
実はそんなことはなくて、
創意工夫次第で特許を取ることは
可能です(°0°)

これを理解するには、
抽象度の階層を知る必要がありますな。

抽象度を下げていけば、
特許を取ることは可能なんですね(^o^)

抽象度の階層って何かっていうと、
ちょっと長くなりそうなので、
続きは、また次回。

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●●今回のネオフライト奥義●●

・特許とビジネスとでは戦う土俵が違う!
・特許は過去の技術文献との戦い!
・抽象度の階層を理解しよう!

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