第559回:中小製造業が製品の価値を上げるには?Part2

今回も、知財のお話し。

新型コロナウイルスをきっかけにして、
環境が激変していますね(・o・)
今までも、人口減少により、
既存の需要が縮小していました。
これからは、増加する市場もあるものの、
その一方で、多くの既存市場の縮小が
加速していくことになります(°°)

そのような既存市場の縮小の流れに
対応するためには、貴社、貴社製品、
貴社技術に対する相対価値を高めていく
ことが重要になってきます(^O^)

前回からの続きで、
相対価値を高める切り口としては、
以下の観点がありましたね(^_^)b

(1)機能を付加・削除する
(2)デザイン力を競合より上げる
(3)競合より権威を付ける
(4)競合より魅せ方レベルを上げる
(5)場所を抑える
(6)顧客との繋がり力を競合より上げる

今回は、まずは、(5)場所を抑える
について。

場所というのは、
どこで売るかということですね(^O^)
小売りや飲食でしたら、
立地という場所が重要ですよね。
ドミナント戦略ってやつです。
つまり、チェーン店などが、
特定地域の市場の占有率を高める
ために、特定地域に集中的に
出店する作戦ですね(^o^)

ただし、中小製造業の場合、
実店舗を展開するということは、
あまりないでしょう。
それでも、小売りに卸すということは
あり得ますよね。
その場合、場所の考え方は、
重要になりますね(^O^)

例えば、文具の場合。
新たな文具を開発したとして、
その新文具を、その辺の文具屋さんや
自社のホームページで売るのも
もちろんありです。
でも、東急ハンズや伊東屋などに
採用される方が、展開はもっと早いでしょう。
となると、東急ハンズの売場という場所を
占有することができれば、
それはそれで結構な力になるわけです。

または、新たな医療用具を開発したとして、
医者のルートを抑えたり、
新たな介護用具を開発したら、
介護施設のルートを抑えたりするのは、
強いですよね(^○^)

このような、売る場所や流通を抑える
というのは、競合他社との相対価値を
上げる要素となり得ますね(^O^)

次いで、(6)顧客との繋がり力を競合より上げる
について。

これは、言ってみれば、宝塚作戦。
宝塚って、役者である自分のファンに
なってもらえば、自分が引退しても、
そのファン向けのサービスを提供することにより、
いろいろ展開ができますよね(^-^)

これって、いわば芸能の世界、と思われるかも
しれませんが、抽象度を上げて考えれば、
一般ビジネスでも同じことが言えます。

顧客との関係性を維持向上させ続ける、
というのは、一般ビジネスでも重要なことです。

例えば、顧客向けのポータルサイトを作って
専門情報を定期的に発信し、その顧客向けに
製品を販売している中小製造業などは
今でもあります(^O^)
顧客からのその企業への信頼が
構築されているので、なかなか
競合製品を購入しようとはしません。

もちろん、顧客との信頼を構築するのは、
一朝一夕にできるものではありませんが、
自らの仕掛けによって、
顧客との関係性を少しずつ構築していく
というのは、相対価値を上げていくことに
繋がります(^o^)

そして、また新たに新製品を開発するときは、
その顧客に向けたものを考える、
という風にすれば、失敗確率も減っていきます。

あなたは、
相対価値を上げるために
どんなことを行っていますか?

続きは、また次回。

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●●今回のネオフライト奥義●●

・流通を抑えよう!
・顧客との繋がりを蓄積していこう!
・その顧客に対して新製品を作ろう!

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ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

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