第64回:弁理士の腕の見分け方は?

こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔 です。

さて、今回は、良い弁理士の見分け方についてのお話しです。
以前、知りあいのKさんに、聞かれました。

「腕の良い弁理士って、どうやって見分ければいいですか?」

そのとき、わたしは、”う~ん”と、うなってしまいました。
腕の良い弁理士の見分け方って、あんまり考えたこと
なかったですからね~。

それでも、経験上、こんなことを考えました。
まず、「腕の良い弁理士」を定義しないといかんですな。

ここでの「腕の良い弁理士」というのは、
「品質の高い特許明細書が書ける弁理士」ということにしておきます。
料金だとか、人柄だとかは、無視しておきます。

ちなみに、人柄や相性だってとても大切ですが、
これだと基準が曖昧になるので、今回は除いてます。

それでは、「腕の良い弁理士」の判断基準です。

■人の話を聞くタイプか?
特許の世界は、技術屋さんの世界です。
なので、基本的に、弁理士の世界も技術屋さんの世界です。

弁理士の中には、自分の得意な技術分野に関しては、
人の話をあまり聞かず、自分だけ得意げに
しゃべる人が案外多いです。

こういうタイプは、そのときは凄そうに感じるのですが、
一般的にはあまり腕がよくないことが多いような気がします。

やっぱり、自分ばかり話すのではなく、
相手の方に多く話してもらって、
高品質な情報を引き出す能力が
腕の良い弁理士は高いと思います。

■会話中、話の本質をとらえて、ちゃんとキャッチボールができてるか?
特許の世界は、発明の本質をとらえることが超重要なんです。
「なんかこの人、話があっちこっち飛んで、本筋がよく分からんな~」とか、
「う~ん、この人の回答って、わたしの質問の意図にあってないよな~」
っていうことが多い人は、やや注意信号かな。

腕の良い弁理士は、論理的な思考能力が高いです。
ただ、論理的な思考能力って、会話の中では、
ちょっと感じにくいかもしれませんよね。

そこで、まあオススメの方法です。
お目当ての弁理士がいたら、電話よりもメールで質問してみて下さい。

メールでの回答を見れば、文章での論理性や分かり易さから、
その弁理士の腕が、少しは見抜けるかもしれませんよ。

あとはわたしにもよく分かりません。
ただ、大切なことは、今お話ししたのは、
あくまでも、今回定義した「腕の良い弁理士」であるということです。

つまり、「品質の高い特許明細書が書ける弁理士」であって、
それが、ある人にとって「良い弁理士」かどうかは分からないです。

以前勤めていた特許事務所でいろんな弁理士を見てきましたが、
ひとそれぞれ良いところがあります。

絶対的に優れている人なんて、いませんよね~。
人柄だって、超重要ですし。

だから、結局は、自分と合うかどうかでしょうね~。
う~ん、なんとも、うだつの上がらない結論ですな。

「この弁理士の腕、大丈夫か~?」と言わんと、
末永くお付き合いお願いします(^^;)

それでは、また次回。

 

ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川壮輔

 

特許無料レポートお申し込みフォーム

業界初の”エンタメ系”実践特許術!
「特許専門の弁理士が、あなただけにコッソリ教える実践特許6つの秘訣!」PDF A4:53ページ


*
*
メールアドレス*
コメント