第635回:ビジネスモデルの特許の効果的な取り方とは?

今回も、特許のお話し。

ビジネスモデル特許というのは、
時間の問題と、
保護範囲の問題によって、
今では、非常に取るのが難しくなっています。
ですので、ビジネスモデル全体を
特許で守るというのは困難です(>_<)

これは、前回お話ししましたね。

第634回:ビジネスモデルの特許を取るコツとは?

それではどうすれば良いのか?
頭を切り替えて考えましょう。

結論から言うと、
システムの重要な1部の機能について
キラーパテントを狙う
ということです
(^_^)b

前回の例と同様に、
こんな感じのビジネスモデルを
考えたとしましょうφ(.. )

新商品のお花を、
新たなターゲットからWEBで受注し、
市場から直接発送する、
というビジネス。

これだけですと、
ECサイトでお花を受注して、
発送するというだけですので、
ビジネスモデル全体で
特許を取ることはできません。

そこで狙うのが、
キラーパテントです(^_^)b

このビジネスを成立させる
最も重要な機能に着目しましょう。
どこが重要でしょうか?

もちろん、どこでも良いんですよ。

例えば、品質劣化の早いお花を
種類ごとの鮮度期限と在庫量とに
基づいて、最適なお花を
ECでレコメンドするレコメンド機能。

つまり、どれくらいまで品質が保たれ、
どれくらいの量があるかによって、
さばいていくお花の種類を
最適にするというわけですね(^O^)

これにより、お花の廃棄量を極限まで
少なくできるので、利益率を確保でき、
逆に言えば値段を下げることができるので、
競合に対して圧倒的な価格優位性を
維持できます、ということであれば、
このようなレコメンド機能について
キラーパテントを狙えば良いわけです。

または、ECから申し込みがあると、
仕入れたお花の画像情報から
AIで品質を読み取り、
送り先情報と送り日時とに
基づいて、到着時に最高品質と
なるようなお花を抽出して、
市場端末に送信する抽出機能。

これによって、市場からダイレクトに
お花を送ることができるだけでなく、
最高状態で到着させることが
できるので、お客様の満足度を
上げることができます(^○^)

それ以外にも、輸送中のお花が
劣化しないような品質保持装置や
品質保持梱包具などでも
良いでしょう( ^o^)ノ

重要なのは、
ビジネスモデル全体の中から、
核となるような重要な機能を
ピックアップして、その機能について
キラーパテントを取るということですね。

これによって、競合他社に
ビジネス全体をマネされたとしても、
キラーパテントによって保護された機能は
実装できないようにするということです。

もちろん、キラーパテントは、
1つでなくても構いません
(°°)
むしろ複数のキラーパテントが
あった方が、優位性は上がります。
でも、中小企業で特許を
複数取ることは予算的に厳しい
ことも多いでしょうから、
圧倒的な核となるキラーパテントを
1つ以上狙いましょう
( ̄^ ̄)ゞ


それでは続きは、また次回。

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●●今回のネオフライト奥義●●

・核となる機能を探そう!
・キラーパテントを狙おう!
・複数のキラーパテントを狙おう!

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ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

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