第624回:開発者は開発したら特許出願までにいつ何をすればいいの?Part5

今回も、特許のお話し。

中小製造業の開発者が、
開発してから特許出願する
までに、やるべきことについての
お話しですね(^O^)

まずは、発明を認識して、
小一時間、軽く調査をしましょう。
対象となる特許公報を
最初は50件くらい見てみたいですね。

今回は、特許公報を調査するときの
コツです(@_@)
このときの調査方針は、
中小製造業の開発者が、
調査を外注する前に行う
簡易的な先行技術文献調査です。

なので、ざっくりと見れればOKです(^_^)b

特許調査を効率的・効果的に行うには、
特許公報のどこに何が書かれてるのか?
ということを知らなければなりません
(^O^)

そして、立ち止まって見るべきところと、
流して良いところとの緩急を付けて見る、
ということが必要になってきます(@_@)

ということで、特許公報の全体構成を
ざっくりまとめると、こんな感じ。


(1)形式事項
(2)特許請求の範囲
(3)背景技術~課題
(4)課題解決手段
(5)発明を実施するための形態
(6)図面

(1)形式事項には、
出願人や発明者の名前や
発明の名称などが
記載されています(^O^)

これらを見る順番は、
決まってはいませんが、
一つの型を決めた方が
やりやすいということであれば、
最初にざっと見るのは、
「発明の名称」です
(@_@)

これは、(1)形式事項に
記載されています。

「発明の名称」を見れば、
自分の開発と方向性が似てるか否かが
ざっとは、分かります
(^-^)

例えば、パソコンのマウスの開発を
しているのに、
発明の名称が、
「歯科矯正用マウスピース」
などになっていたら、
“これは違うな”
と、一瞬で分かりますよね(^o^)

この時点で、この公報は、
そんなに力を入れずに見なくて良い、
という感じになります(^o^)

次に見るのは、(6)図面です(@_@)

図面というのは、情報量が多く、
文章よりも見やすいので、
瞬間的な把握がしやすいです。

まずは、図面を全体的に眺めて
みましょう(^O^)
それら図面を見るだけでも、
この特許公報には、どんなことが
書かれているのか、
ということがざっと分かります。

例えば、マウスの信号処理の開発を
しているのに、図面には、
マウスの筐体の形や構造だけが
記載されているような場合、
“開発テーマがちょいと違いそう”
ということが
図面だけで分かります(^o^)

まあ、図面を見ただけでは、
近いのか遠いのかよく分からん、
ということも多いですが、
明細書をざっと把握するには、
図面流しは、
非常に有効です(^_^)b

ここまでで、
・発明の名称を見て、
・図面を流し見しましたね。

これで第1ステップ終了です。

この第1ステップで、
しっかり読むべきか、
まだよく分からんか、
流しても良いか、
を判断しましょう。
流しても良い場合は、
適度に流してください
(^_^;

しっかり読むべきという場合や、
まだよく分からんという場合、
第2ステップに進みます(^_^)v

第2ステップでは、
いよいよ文章を見ていくことになります。

ちょいと長くなってきたので、
続きは、また次回。

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●●今回のネオフライト奥義●●

・調査するには、公報の構成を把握!
・まずは、発明の名称から!
・その次に図面を流し見!

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ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

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