第619回:事業再構築補助金と特許的思考についてPart3

今回も、事業計画書と特許思考のお話し。

特許実務を経て鍛えられた特許的思考は、
事業再構築補助金の事業計画書の
作成サポートでも、結構使えます(^O^)

前々回からそんな話をしてきました。

ただし、特許的思考と大きく違うのは、
以下の2点でした。
(1)販売戦略
(2)財務

今回は、(2)財務のお話し。

一般的な特許系の人が、
事業計画書の作成を
ピンでサポートするとして、
一番の壁は、財務と言って良いでしょう。

財務の世界観は、特許の世界観とは
大きく異なりますね(・o・)
なので、一般的な特許系の人にとっては、
今までの知識やスキルが
ほとんど使えない、異分野となります。

まあ、財務の分かる人と組むという選択肢も
形式的にはあるでしょうが、
補助金用事業計画書の作成サポートで、
複数の専門家が組んでやるのは、
事実上は難しいでしょう(>o<)

ですので、これについては、
ピンでやるには、
財務の知識を身に付ける努力が
絶対的に必要ですφ(.. )

でも、安心してください(^○^)

補助金用事業計画書の作成で必要な
財務のレベルは、そんなに高くありません。
むしろ、低いと言っても良いかもしれません。
初級レベルでも十分対応可能です。
簿記3級レベル以下でも大丈夫です。

もちろん、財務の分析やアドバイスレベルに
なると、難しいですが、
あくまでも補助金用事業計画書を作成する
という場面に絞った上での話です。

なぜ初級レベルで対応できるかというと、
1つ目に、ザックリだからです(^_^)
補助金用事業計画書で財務力が
必要なのは、主として数値計画を作るときです。
数値計画と言っても、すべての項目を
漏れなくピックアップして精緻に創り上げる
というものではありません(^_^)
重要な主たる項目さえ押さえておけば、
あとはある程度ザックリ数値で作っていくので、
ここでの財務の知識はさほど必要ありません。

2つ目には、損益の世界だけだからです。
損益というのは、いくら売り上げて、
いくら使っていくら残るのか、
という儲けの感覚です(^o^)
儲けの感覚って、極端に言えば、
小学生でもある程度持ってますよね。
大人だって、給料が入って、
生活費を使って、残りを貯金、
みたいなことは日常です。
つまり、損益というのは、
日常でもそこそこ馴染みがあるので、
感覚的に分かり易いんです
(^O^)

これに、資産とかキャッシュフローとかが
入り組んでくると、途端に分かりにくく
なります(>_<)
もちろん、これらを知っていた方が
良いのは言うまでもないことなんだけど、
じゃ~財務のすべてを知らないと
イケないの?って言うと、
そんなことはありません(`ε´)
最初は誰でも知らないところからの
スタートですからね。

強いて言うなら、
損益と資産とキャッシュフローに
絡んでくる“減価償却費”だけは、
理解して計算できるようにする
必要はありますねφ(.. )

それ以外は、ひとまず損益計算だけで
大丈夫。

損益の世界観の中で、
5年先の数値計画を作っていく、
ということは、ハッキリ言って
難しくありません(^O^)

あとは、実現可能性の高い
無理のない現実的な数値計画を
作れるように、慣れるだけです。

まあ、自社の補助金用に
書類を作成してみるのが、
一番効果的でしょうね。
ぜひ、トライしてみてください(^o^)

続きはまた次回。

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●●今回のネオフライト奥義●●

・意外と低い財務の壁!
・損益計算だけでOK!
・自社の補助金にトライしてみよう!

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ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

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