第569回:中小製造業のための参入障壁の立て方とは?

今回は、参入障壁のお話し。

先日の知財セミナービギナー編で
お話しした参入障壁の分類です。

企業が参入障壁を作るのは、
高収益体制を作るためですよね。
せっかく新製品を開発して
市場に投入しても、
競合他社が同じような製品を
パクって販売すると
どうなるでしょうか?

オリジナル企業は、
開発のために費用をかけてますので、
開発費用を早期回収するために、
最初は高めの価格設定にする
ことが普通ですよね(^o^)

一方、競合他社は、パクっているので
開発の費用がさほどかかっていません。
なので、値段設定を安くすることが
できます(^_^;

そうなると、価格競争になって、
オリジナル企業は、いつまで経っても、
開発費用を回収できません(>o<)

まあ、競合他社が、
高品質で安くしてくるなら
まだ良いのですが、普通は、
低品質&低価格となります。

そうすると、品質が劣悪なので、
新製品に対する信頼が低下して
しまいます(ToT)

そうなると、風評被害に遭って
オリジナル企業の新製品も
売れなくなってしまいますね(ノД`)

参入障壁を作るのは、
競合他社がマネできないようにする
ことによって、
高収益体制を維持するためです。

このような参入障壁を構築するには、
時間がかかるものもあるので、
事前に設計しておいた方が良いです。

参入障壁を設計する上で、
以下の3点を意識しましょう。

(1)パクリ不能設計
(2)強制排除設計
(3)間接撤退設計

まずは、(1)パクリ不能設計
について。

これは、物理的に
パクることができないようにする、
ということです(`ε´)
つまり、物理的な再現を不能にする、
ということですね。

例えば、以下の要素があります。

●匠の技
●ノウハウ
●条件設定
●材料の独占

匠の技を極めると、
競合他社は物理的に再現できません。
また、製造のノウハウや数値条件などは、
試行錯誤の末に蓄積されたものであり、
競合他社はすぐにはマネできません。
これらを外部に公開しないように
秘密管理することが重要になってきます。

技術レベルの高い中小製造業ほど、
秘密管理の意識は高くなっています。

また、新製品を製造する材料や部品を
独占することによっても、
競合他社のパクリを防止することが
できます(`´)

次いで、(2)強制排除設計について。

これは、市場に投入されたパクリ製品を
市場から強制的に排除するものです。

何度も言うように、そもそも
マネることは原則自由です。
それをマネしてはイケないようにする
わけですね(^O^)

例外としてマネできないような状態に
置くことができるもの。
そう、知財権ですね。

この設計では、知財権による保護を考えます。

さらに、(3)間接撤退設計もあります。

これは、パクリ企業が、自主的に
撤退するようにガードすることです。
パクリ製品が売れないようにして、
自社製品を購入するように
することですね(^o^)

このように、参入障壁には、
いろいろ種類があります。
知財権だけが参入障壁では
ありません(^_^)b

新製品開発の際に、
参入障壁を構築するための
設計を事前にしておきたいですね。

続きは、また次回。

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●●今回のネオフライト奥義●●

・参入障壁は複数種類ある!
・参入障壁は知財権だけではない!
・参入障壁を事前に設計せよ!

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ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

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