第565回:中小製造業が特許を取るための考え方とは?Part3

今回も、特許のお話し。

中小製造業が効果的に特許を
取るには、以下の考え方が
重要になってきますね(^_^)v

●事業が先、発明は後

前回からお話ししているように、
実際に事業を進めていくということではなく、
事業の準備を進めてしっかり考える
ということです(^o^)

重要なのは、
どういうビジネスモデルで、
どうやって売っていくか、
を事前に考えることですね。

これらビジネスモデル等について
考えるには、何らかのフォーマットが
あった方がやりやすいです(-_-)゜zzz…

基本的なフォーマットとして、
3Cを文字化するところから始めると、
やりやすいと思います。

3Cというのは、
・自社(Company)
・競合(Competitor)
・顧客(Customer)
ですね。

思考のフォーマットとしては、
巷にはいろんなものがありますが、
個人的には、
3Cについて考えるというのが、
初心者にも1番やりやすくて
実践的だと思っていますφ(.. )

さて、3C分析なんていうと、
堅苦しくなってしまいますが、
言葉はどうでもいいんです。
重要なのは、その本質です(^O^)

考えるべきは、まずは“自社”。
自身の新たなアイデアについて、
その強みや弱み、特徴などを
文字化しましょうφ(.. )

ちなみに、強みや弱みというのは
競合との相対評価ですので、
結局は、競合を知ることが不可欠です。

競合というのは、
競合となる製品・サービスのことですね。

よく、“競合はありません”という人が
いますが、競合は絶対にあります。
もちろん、自身のアイデアの新規性が
高ければ高いほど、直接の競合は
少ないかもしれません(^_^)

でも、今までは、そのアイデアがなくても
顧客はなんらかの対応をしていたはずで、
それが競合になり得るわけです。

例えば、この世で最初にスマホを考えたときは、
直接的な競合はいないかもしれませんが、
抽象度を上げれば、
携帯もあるしノートパソコンもあった訳ですよね。

ビットコインだって、最初は直接の競合は
いなかったでしょうが、
既存のサービスとして銀行や証券会社などの
金融商品はあったはず(^O^)

要するに、抽象度を上げ下げすれば、
競合なんていくらでも出てきます。

“競合はありません”
と言うのは、自身のアイデアを客観的に
見れていないと言っているようなもの。

自社の特徴と、競合との比較というのは
基本中の基本ですね。
しっかりと文字化しましょうφ(.. )

さらに、顧客ですね。
顧客というのは、
ニーズが本当にあるかどうかを
チェックしましょう、ということです(^_^)

新製品を販売する前に、
ニーズが本当にあるか否かを
事前に知ることは、
基本的には不可能です。
ですが、しっかりと事前に検討しておくと、
その精度が変わってきますよね(^-^)

ちなみに、ニーズがあるか否かというのは、
究極的には自分では分かりません。
自分がターゲットとなる製品であっても、
完全には客観的に見れませんからね。
分からないとなると、顧客に聞くのが1番、
ということになります。
顧客に聞けるかどうかで、
精度がかなり変わってきます(^o^)

これら3C(自社、競合、顧客)について、
しっかり考えて文字化しましょう。
それが、第一歩です。

そうしたら、どうやって売っていくか、
についても、考えましょう。

ちょいと長くなってきたので、
続きは、また次回。

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●●今回のネオフライト奥義●●

・事業が先、発明は後!
・3Cについて文字化しよう!
・ニーズの有無をチェックしよう!

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ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

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