第182回:音やにおいの商標とは?

 

こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。

さて、今回は、音とにおいのお話し。

最近、音とにおいに関して、

敏感になってます。

ん?

なぜだか分かりますか?

そう、商標の保護対象が、

音やにおいに広がりそうなんです。

音の商標ってなんや?

においの商標ってなんね?

ってな声が聞こえてきそうですな。

音の商標っていうのは、

例えば、正露丸のラッパの音とか、

インテルの「パン・パパパパン」

みたいなやつ。

においの商標っていうのは、

サロンパスのにおいみたいなやつ。

う~ん、かなり違和感がありますな。

まあ、百歩譲って、音の商標は良いとしても、

においの商標って、

どうやって権利範囲を確定するんでしょうかね~?

でも、実際、海外では

制度として結構認められていたりします。

アメリカや欧州などは、

いちおう認められています。

ただ、においの商標に関しては、

やっぱり少ないようですね。

登録件数は、

アメリカで12件、

欧州では0件、

オーストラリアで1件

だそうです。

ちなみに、国内企業へのアンケートの結果、

新商標を海外で使用する企業は2%で、

新商標を必要とする企業は18%だったそうです。

う~ん、新商標の保護の需要は、

あんまり大きいとは言い難いですな。

それなのに、なぜ、法改正して

音やにおいの商標を保護しようとするかっていうと、

おそらくTPPでしょうね。

国際協調のためです。

まあ、どうなるか

しばらく見守ってますわ。

それでは、また次回。

 

ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

 

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