第184回:新潟の切り餅特許戦争とは?

 

こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。

さて、今回は、深いミゾのお話し。

以前も紹介したサトウの切り餅。

業界2位の越後食品が、

業界1位の巨人・佐藤食品を

特許権侵害で訴えましたね(`へ´)フンッ

両社とも新潟の企業です。

ムムッ!

仁義なき”切り餅”戦争

勃発ですな(*`Д´*)ウラ

攻めるエチゴ → 守りのサトウ

の構図で、損害賠償の請求額14億円(゚ω゚)

ちなみに、エチゴ特許権の内容は、

ザックリ言うとこんな感じ。


切りモチの底面または上面ではなく、

側面部に切り込み部が設けられている。

一方、守りの”サトウの切り餅”、

側面だけでなく、底面と上面にも

切り込みが入ってます(*_*)

あなたは、どっちが勝ちだと思いますか?

え?

そんなん知らんて?

わ、分かりました、

一審では、

攻めるエチゴの負け

守りのサトウの勝ちでした(゚ロ゚)

つまり、守りのサトウが、籠城戦で、

攻めるエチゴから城を死守したってこと。


エチゴはん、

あんた、自分で、

『切りモチの底面または上面ではなく』

って、書いちょるけんのぅ。

サトウはんは、底面と上面に

切り込み入れとるんじゃけん、

権利範囲から外れとろうもん!

ってな感じで、判断されたんです。

まあ、訴訟当事者しか分からん事情も

あるので、わたしの口からは

なんとも言いにくいのですが、

権利解釈論として、普通に考えたら、

妥当な結論と言っていいです(^_^)b

もちろん、すぐに攻めのエチゴが

再び攻城戦を仕掛けて、控訴。

ムムム!

出た、

仁義なき”切り餅”戦争Part2、

新潟死闘篇の始まりですな(`ε´)コラ

実は、このとき出た結論によって、

知財界にちょっとした衝撃が走りました(゚ω゚)

高裁判決です。


サトウはん、

底面と上面に切り込み入れようと

関係あるかい、

あんた、側面に切り込み入れちょるんやけん、

やっぱ権利侵害やで~、しかし!

エチゴはんのシマ、荒らしたらあかんで~

な、なんと、

今度は、ガラッと変わって、

攻めるエチゴの勝ち、

守るサトウの負け。

籠城していた守るサトウは、

攻めるエチゴに城を落とされ、

損害賠償8億円の支払いを

命じられました(*゚∀゚)

いや~、ちょいと難しい判決ですな。

他の事情は知りませんが、

純粋に権利解釈論で言うと、

「切りモチの底面または上面ではなく」

と書いてある以上、

サトウの行為は、非侵害となる可能性が

かなり高いんですけどね~。

慌てたのは、サトウさん(・o・)マズイ

えらいこっちゃ、ということで、

反撃に転じ、最高裁に上告。

そして、先日、ついに、

最終決着がつきました。

さて、どうなったと思いますか?

はい、

結論は、、

な、なんと、、、

攻めるエチゴの勝ち!

つまり、サトウさんの上告は棄却されて、

結論がひっくり返ったままの

高裁判決が確定しました(*゚Д゚)

攻めるエチゴの勝ち、

守りのサトウの負け。

サトウは、エチゴに8億円の損害賠償を

払うことになりました(ノД`)

実は、この戦争には、続きがありまして。

エチゴがサトウに追い打ちをかけ、

別の食品で、約19億円の損害賠償を求めて

提訴したとかしないとか(゚ロ゚)

ま、それはまた別のお話、

ということで(T^T)コワイ

それでは、また次回。

 

ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

 

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