第181回:技術のオープン化の流れとは?

 

こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。

さて、今回は、オープン化のお話し。

オープンカーじゃないよ、

技術のオープン化の話しです。

「二酸化炭素や窒素を有用な化合物に

転換する技術」

以前、トヨタが、世界に向けて、

先端技術を募集しました。

 

自動車からのCO2などを

有用な化合物に転換する技術は、

もちろん次世代環境技術の

重要テーマの一つです。

このような技術を、トヨタが、

海外に向けて初めて大々的に募集しましたね。

実際、50件くらい応募があったそうで、

欧州の研究機関と、共同研究が始まりつつあるらしい。

日本は、昔から、自社ですべて作り上げる自前主義

による開発が主でした。

いわゆる、

「クローズド・イノベーション」

それが、少しずつ、自前主義から脱却して、

アイデアなどを広く外から求める方向に

変わりつつありますな。

いわゆる、

「オープン・イノベーション」

なぜ、こんな流れが出始めたんですかね~。

技術が成熟化するに伴い、

新たな技術革新が求められていて、

世界間の競争も激化してきてるし、

神速の開発スピードが求められているから、

といった感じでしょう。

ちなみに、東レや帝人なども

オープン化を加速させていますね。

おそらく、技術のオープン化に関しては、

日本だけでなく世界でも同じ、

というより、世界の方が進んでるんでしょう。

このような世界的な技術のオープン化の流れは、

中堅・中小メーカーにとっては、

チャンス到来と言えますな。

もちろん、オンリーワン技術を持つ、

技術力の高い企業であることが前提でしょう。

でも、自社の研究開発の成果が

以前より、国内外の大企業などに受け入れ易くなるのは、

良い傾向と言えますね。

ただし、そこで重要になってくるのが、

知的財産ですな。

特許権などの知的財産権の取得や、

ノウハウの管理などが、

今まで以上に重要になってきます。

知財をしっかり押さえていないと、

狡猾な大企業に簡単に取られてしまいます。

そんな大企業と対等にやり合っていくためには、

自社技術の知財武装、重要になってきますね。

それでは、また次回。

 

ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

 

 

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