今回は、特許出願のタイミングのお話し。

製品開発から販売に至るまでの間で、
特許出願はいつの時点ですべきか?
という問題ですな(^_^)b

もちろん、一つの絶対の答えがある訳では
ありません(@_@)
時と場合によるでしょう。
でも、それじゃ~、結局よく分からないですね。

なので、その辺を少し考えてみたい。

まずは、開発から販売までの
一般的なプロセスを見てみると、
こんな感じでしょう。

(1)企画
(2)開発
(3)設計
(4)試作
(5)生産
(6)販売

これらのうち、どのタイミングで特許出願
すべきか、ということですね。

一般論として言えるのは、次の2つ(^_^)v

(I)特許の世界は、早い者勝ちなので、
なるべく早く出願した方が良いということ。

(II)新製品の仕様は下流にいかないと
詳細は決まらないし、
新製品は売れるかどうか分からないので、
なるべく遅く出願したいということ。

つまり、特許のルールでは、
早く出願しないといけないけど、
ビジネス上はなるべく遅くしたい、
という、これらの相反する要素に
対して、どう折り合いを付けるか、
ということですな(^O^)

まず真っ先に言えるとしたら、
(6)販売の時点でしょう。

販売してしまうと、
基本的には新規性を失いますので、
建前上は特許が取れないということに
なりますね(>o<)

まあ、建前上ですから、
実際には取れるかもしれません。
でも、キズのある特許となるので、
いざというときに、無効となって
使えない、なんてことになる可能性が
高いですね(>_<)

なので、(6)販売前に出願する、
というのは、なるべく押さえておきたい。

次に、早い者勝ちという特許のルールを
重視するなら、(1)企画の時点で
出願するのが良いということになりますな。

う~ん、でも、さすがにこの時点で
出願するには、発明の内容が
曖昧すぎますね(^_^;

じゃ~、(1)企画の時点では、
出願しなくて良いかというと、
ここでは、アイデアレベルを考えたいね。

つまり、まだ誰も知らない、
大きな社会問題を解決する
前人未踏の革新的なアイデア、
だったとしたら、
この時点での出願もあり得るでしょう。
広く有効な権利をいち早く抑えることが
できるかもしれませんからね(^o^)

でも、多くの場合、そんなアイデアレベル
ではないでしょう。
経験的にいっても、
そんな革新的なアイデアレベルというのは、
そんなに多くないです(>_<)

そうなると、(1)企画の時点での
特許出願は、実際には、ほとんど
ないと言って良いかもしれません。

次は、(5)の生産段階。
これは、最終的なGoサインで
大量生産ということであれば、
もう仕様は決まってますので、
特許出願とはさほど関係ないですね。
なので、(5)生産段階よりも前に、
特許出願した方が良いでしょうね。

そうなると、(2)開発~(4)試作
までの間ということになりますな。

話しが長くなってきたので、
続きは、また次回。

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●●今回のネオフライト奥義●●

・特許の世界では早く出願すべし!
・でも、実際には遅く出願したい!
・どこで折り合いを付けるかが思案どころ!

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ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔