中小製造業の現場改善は特許にすべき?知財権の使い分け

今回は、新製品と価格設定のお話し。

「現場の工夫を特許にしましょう」
なんて、よく言われますよね(^_^)b

でも、ここで一度、
立ち止まって考えてみましょう。

それって、本当に意味があるの?

現場の工夫の特許って、
以下の性質がありますよね(^o^)

・売上にはつながりにくい
・ライセンス収入にもなりにくい
・他社による侵害も分かりにくい

つまり、正直に言えば、
単体では、
お金を生みにくいです
(^_^;

それでも、
以下のような“きっかけ”には
なるかもしれません。

・社内の技術の整理になる
・違いの言語化になる
・営業の裏付けになる

さらに言うと、
特許が取れると嬉しいし、
社内のテンションも上がる!(^^)!

こうした効果は確かにあります。

でも、ここで冷静に考えた方がいいですね。

特許1件取るのに、
約100万円(^_^)b

この投資に対して、
以下のあいまいな効果(^_^;
・技術理解の深化
・棚卸し
・言語化
・社内活性化

しかも、本当にこのような効果が
得られるかは分からない
(>o<)

本当に見合ってるんでしょうかね。

例えば、
コンサルを入れて、
月10万円×10ヶ月。

同じ100万円でも、
・技術の整理
・違いの言語化
・営業設計
・組織活性化

こちらの方が
再現性高く成果が出る場合もあります。

まあ、組織の活性化は、
10ヶ月では難しそうですけどね(?_?)

ここで重要なのは、
「現場の工夫」と言っても、
中身は一つではないということです。

日々の作業改善のような
内向きの工夫なのか、
それとも、
顧客のお困りごとを解決する
外向きの工夫なのか。

ここで意味が大きく変わりますねd(^_^o)

内向きの作業改善であれば、
外から見えにくく、
侵害も判断しづらい。

この場合、
特許として守る意味は弱いです
(ToT)

むしろ、必要なら
秘密として管理する方が良いです。

具体的には、
作業手順の標準化やアクセス制限、
持ち出しルールの整備など、
社内での管理レベルを上げることが重要になります。

一方で、
顧客のお困りごと解決のような
外向きの工夫であれば、
それは顧客が購入する理由、
つまり“価値”そのものになり得ます。

この場合は、
特許で守るべき領域になりますね。

つまり、現場の工夫でも、
・外向きの売れる工夫なのか
・内向きの作業改善なのか

ここで、
知財権の使い方は変わります(^o^)

つまり、
現場の工夫特許は、
主役ではない(^_^)b

まずは、
お困りごとを起点に
価値を設計する。
売れる構造を作る。

その中で生まれた、
“守るべき核心”を
特許にする(^○^)

良い商品を作るだけでは、
勝てません。
違いを作り、
それを維持する。

その中で、
特許を使うのか、
秘密として守るのか。

この判断を間違えないことが、
中小製造業にとっての
知財権戦略の分かれ道になりますね。


続きはまた次回。

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●●今回のネオフライト奥義●●

・現場の工夫は特許に不向き
・内向き改善は特許より秘密管理
・特許は“売れる理由”の核心に使う

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代表弁理士 宮川 壮輔

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