第646回:中小製造業が特許を取るための思考とは?Part2

今回も、特許のお話し。

特許を取るためには、
どんな思考をすれば良いか?

結論としては、
特許を取るためには、
高い課題にしっかり向き合うことです。

前回、課題レベルの高さと、
解決案の出る時間の長さとは
比例する、というお話しをしました。

第645回:中小製造業が特許を取るための思考とは?

課題を創出するステップと、
解決案を創出するステップとの間には
時間が必要ということを
認識してください(^O^)

低い課題に対して、
瞬発的な解決策を出しても、
創造加値はさほどありません(>_<)

では、特許を取るための思考として、
具体的にはどうすれば良いのでしょうか。

はい、以下の点を実行してください。

課題を創出するステップと、
解決策を創出するステップとを
時間的に分離してください
(^_^)v

低い課題に注力して
瞬発的に解決策を出そうとする人は、
すぐに解決策を出せる課題に
意識が向かいます(*_*)

そういう課題は、課題レベルが低いです。

つまり、低い課題に意識を向け、
瞬発的に解決策を出そうとするのですが、
瞬発的に解決策が出なさそうな
高い課題を無意識に避けるようになります。

なぜか?
低い課題は、思考エネルギーを
さほど必要とせず楽に解決策が
出るのに対して、
高い課題は、思考エネルギーが必要であって
解決策を出すのに産みの苦しみを
伴うからです
(>o<)

人は易きに流れる、ということです。

このような負の連鎖を断ち切るための
1つのきっかけとして、
課題を創出するステップと、
解決策を創出するステップとを
時間的に分離してください(^_^)v

そして、課題を創出するステップで、
とにかく課題をたくさん出しましょう。
このとき、解決策を意識する必要は
ありません(°°)
実現不可能でも全然OK。
数をたくさん出すことに注力してください。

これによって、解決策がすぐに出そうな
低い課題に注力せず、
低い課題から高い課題まで、
とにかく数をたくさん出します(^O^)

そして、ある程度、課題の数と質が
出てきたら、それら課題の評価に
入ってください(^-^)

この段階で、どの課題に取り組むべきか
について、検討します。
どの課題を選ぶべきかは、
事業目的によって変わります。

ある程度実現可能性が高く、
スピードも速そうな課題にして、
売上を優先する場合もあるでしょう。
この場合、課題レベルはやや低く、
特許も取りにくいですね。
良い・悪いの問題ではありません。

その一方で、実現可能性はやや低くても、
競争優位性の高い唯一無二の商品を
開発して、利益率を上げる、ということも
あるでしょう。
こちらの方が課題レベルは高く、
特許は取り易いです(^o^)

このように、特許を取るための思考としては、
低い課題に安易に流れるのではなく、
高い課題にしっかりと向き合って、
じっくりと解決策を創出する、
ということを行ってください
p(^_^)q


続きは、また次回。


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●●今回のネオフライト奥義●●

・課題と解決には時間差がある!
・課題と解決を時間的に分離せよ!
・高い課題に正面から向き合え!

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ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

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