中小製造業が知財経営を行うにはどうすればいい?

代表弁理士 宮川 壮輔

中小製造業が、
これから知財に力を入れたい、
と思っても、何から手を付ければいいのか
よく分からないということが多いですよね。

そうすると、ひとまず特許や実用新案を
取ってみたりする。
でも、特許や実用新案が取れたとしても、
何かが劇的に変わることはないですよね。
もちろん、瞬間的には嬉しかったりするんですが、
特許が取れたからといって
その後、急にバカ売れするわけでもない。
なので、効果が見えないので、
いつの間にかフェードアウトする(>_<)

こういうケースは非常に多いと思います。

では、どうすればいいのか?

今回は、中小製造業における
知財と経営のお話しです(^_^)b

これから、知財に力を入れていきたい、
という中小製造業は、
以下の3点について、意識しておいてください。

(1)知財とは違いである
(2)経営の未来像を描け
(3)目標と行動計画で実施せよ


まずは、(1)知財とは違いである、について。
知財経営と言ったって、
何か新しい独特なやり方が
あるわけではありませんd(^_^o)
ひとつ独特な考え方としては、
“知財”に視点を当てることによって、
“違い”を浮き彫りにする、
という点ですね
(・o・)
経済が、1980年代くらいまでの成長基調に
あるのであれば、ことさら“違い”に
着目しなくても、みんなが大きくなれました。
でも、今は、成熟基調にあって、
みんながみんな一律に成長する、
ということができなくなっています(>o<)

そうすると、脱落し淘汰される企業が
現れるわけです(°°)
では、どんな企業が淘汰されますか?

はい、他と差がない企業です。
差がないということは、
顧客は価格で購入を決める
ことになりますよね(*_*)
ですので、売上を上げるためには
価格を安くするしかなくなり、
薄利を継続して疲弊していきます。
そして、売上が少しずつ下がっていくと、
薄利のため、すぐに赤字となり、
それが累積すると市場からの撤退を
余儀なくされるというわけです(ToT)

これからの時代は、
競合他社との“違い”を創造することが
重要になってきます
(^_^)v
顧客が、その“違い”を購入理由とするわけで、
価格が購入理由になるわけではありません。
つまり、売価を上げることができ、
利益率を上げることができるということですね。

“違い”というのは、
製品の機能やデザインだけではありません。
営業・販売、開発、メンテナンス、組織など、
自社内の全てに注目する必要が
あります(@_@)

“知財”というのは、
「知財権」という権利のことではありません。
経営上の“違い”のことです
d(^_^o)

経営上の全ての資源に着目して、
“違い”を積極的に創造していきましょう、
というのが“知財経営”です(^_^)b
今まで、心理的盲点として見落としていた
“違い”という武器を、
“知財”という概念を通して呼び起こす、
ということが、“知財経営”の価値だと
私は思っています
(^○^)

今まで、「知財経営」という考え方は、
割と地味目に進んできました(^_^;
でも、今は令和の時代に突入しました。
1980年代からの思考を切り換えるタイミングです。

令和の時代こそ、
中小製造業における「知財経営」の重要性が
増大していきます
(^_^)b

自社の“違い”を改めて見つめて、
積極的に創造していきましょう。


続きは、また次回。


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●●今回のネオフライト奥義●●

・知財とは違い!
・違いを創造せよ!
・令和こそ知財経営!

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