第653回:中小製造業が知財レベルを上げるには?Part2

今回も、特許のお話し。

前回、中小製造業が、会社として
知財レベルを上げるには
どうすれば良いか?
というテーマでお話しをしました(^O^)

まずは、社長の知財意識を上げること
が重要でしたね(^_^)v

では、社長の知財意識が上がったとしたら、
次に何をすれば良いんでしょうかね?

経営目標と知財目標を明確にする、
ということから始めましょう
(^_^)b

経営目標というのは、
売上いくらとか、
利益いくらとか、
いわゆる経営上の目標です。

知財目標というのは、
質の高い発明の創出とか
自社技術を守るとか、
知財によって実現できる目標です。

これら経営目標と知財目標というのは、
本当は論理的に紐付けなければ
イケません。
つまり、
・経営目標
 ↑
・知財目標
という因果の関係にするということ。

これによって、知財目標を達成することにより、
経営目標が達成される、という関係に
することがベターです(^○^)

しかし、これが結構難しい(>_<)
実は、経営目標と知財目標とは、
直接の因果の関係にはないことが
結構多いんです
(^_^;

そもそも、直接の因果関係にあるなら、
最初から知財に力を入れますよね。
因果関係が見えにくいから、
知財というのはどうしても後回しに
なりがちなわけです(^0^;)

でも、だからと言って、
経営目標を明確にすることなく、
知財目標だけを掲げても、
知財のための知財になってしまい、
本当に経営に効いてくるかは
分からなくなってしまう可能性が
高いです(ToT)

なので、経営目標と知財目標を
決めたら、これらの間に1クッション、
2クッション介在させても良いので、
経営目標と知財目標とを
つなげてみましょう
(^O^)

知財目標を達成するとどうなるのか、
といったあたりから始めて、
試行錯誤しながら
経営目標に到達させましょう。
そして、ツリー構造で見える化しましょう。

これだけでも、知財活動を強化して
知財目標を達成することにより、
経営目標達成の力になる、
ということが、関係者の間で
共通認識を醸成させる第一歩と
なります(@_@)

これは、最初のうちにやっておくべき
ことです
(^_^)v
戦略の失敗は戦術では補えない、
と言われるように、
知財戦略の失敗は
知財戦術では補えません。

少し時間がかかるかもしれませんが、
思考を深くして経営目標と知財目標を
考えて、つなげてください
φ(.. )

それができてから、
次のステップに進んでください。
もちろん、次のステップから
いつでも戻って来て、
知財目標をさらにブラッシュアップ
させてください(^○^)

これで、大まかな方針が決まりましたので、
次は、具体的な施策を決めていきます。


続きは、また次回。


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●●今回のネオフライト奥義●●

・経営目標と知財目標を決めよう!
・これらを論理づけよう!
・ツリー構造にして共有しよう!

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ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

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