第608回:中小製造業が、強力な特許を取るには?Part4

今回も、特許のお話し。

前回、ネオフライト流の
製品開発ステップについて
お話ししました(^o^)

以下のプロセスがありましたね。

(1)課題創造
(2)アイデア着想
(3)特許調査
(4)関門1
(5)事業企画
(6)関門2
(6)特許出願
(7)製品開発
(8)特許出願
(9)起ち上げ計画
(10)事業スタート


今回は、(5)事業企画からですね。

この(5)事業企画というのも、
非常に重要です(`ε´)
ここでは、製品コンセプトやビジネスモデル
を考え、作れることと売れることの
論理づけを行いますφ(.. )

ネオフライト流の製品開発で
重要視していることの1つは、
事業の利益に貢献するということです。

そのためには、
“売れるものを開発する”
という意識を高めた方が良いですね。

ものを考えることが好きな人や
ものを創ることが好きな人などは、
ちょっと注意が必要です(°°)
なぜなら、
“売れるものを開発する”
という意識がやや弱い傾向に
あるからです(>o<)

もちろん、開発前の段階で
売れるかどうかは絶対に分かりません。
でも、売れない要素を1つ1つ
剥いでいって、売れない確率を
少しずつ下げていくことはできます。

この辺の製品コンセプトやビジネスモデルの
磨き込みは、今回の事業再構築補助金の
申請書類の作成が、かなり参考になる
と思います(^□^)

競合製品との違いを考え、
客数と客単価を想定し、
なぜそのような客数や客単価が
ゲットできるのか、なるべく細分化して
検討した方が良いですね(^O^)

これができたら、(6)関門2です。
つまり、今回のアイデアは、
ちゃんと作ることができて、
本当に売れるのか、
を判断します(^_^)v

“No”の場合、(1)~(5)に戻って
再度検討します。
“Yes”の場合、(6)特許出願ですね。

このときの権利範囲は、
ビジネスモデルを想定して、
なるべく広めにして申請しておきましょう。

ただし、現時点では、実際の製品開発を
していませんので、具体的な構成については
仮定でOKです(?_?)

それから、(7)製品開発です。
この時点で、ようやく現実の物理レベルに
製品を落とし込みます。
事前に創った製品コンセプトから
外れないように、定点チェックする
ことが重要です(@_@)

次いで、(8)特許出願です。
必要に応じて2回目の特許出願を
検討しましょう(^_^)v
ここでは、実際の開発を経て固まった
実際発明を前回出願した内容に
追加すべきか否かを判断します。
そして、追加すべきという場合には、
前回出願に対して優先権主張出願を
しますφ(.. )

それから、(9)起ち上げ計画ですね。
ここでは、立ち上げ期のヒト・モノ・カネの
状況を想定します。
ある程度ザックリとで構いません。
ただし、資金繰り予定は、
少し細かく想定しておいても良いです。

これらを経て、いよいよ(10)事業スタートです。

まあ、計画通りには
なかなかいかないでしょうが、
ノープランで、
考えたものを製品にして
特許出願して販売するよりは、
失敗確率を下げることはできます(^o^)

なぜ、このように回りくどく進めていくのか
というと、新製品というのは、
基本的には失敗するからです
(ToT)
まして、ノープランで進めると、
ほぼ失敗します(ノД`)
なので、なるべく失敗確率を下げる、
という努力を諦めない方が良いです。

なお、秘策ですが、
(11)のプロセスが重要です(^x^)
上記のプロセスには書いてません。
これは、売れなかった理由や
売れた理由を考えて、
文字化することですφ(.. )
その知見を蓄積していってください。
そして、その知見を各関門に
フィードバックして、
各関門での精度を上げていくことです。

このようにして、時間と経験を武器にして、
組織としての再現性を高めていきましょう。
必ず開発力を上げることができます(^O^)


続きはまた次回。

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●●今回のネオフライト奥義●●

・開発の前にビジネスを考えよう!
・売れるものを開発しよう!
・失敗確率を減らすことを諦めるな!

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ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

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