第472回:新製品のためのネーミングを決めるタイミングは?

今回は、商標のお話し。

製品やサービスに付ける
ネーミングやロゴを商標と言いますね。

新製品を販売するときに
新たにネーミングを付けよう、
などという場面があると思います(^.^)

でも、商標権を意外と軽視している
ことが多いですね(゜ロ゜)
新製品のコンセプトを創って、
パッケージなども創って、
ホームページにもアップして、
これから、商標登録しよう、
という会社は、多いと思います。

基本的に、特許事務所が商標登録の
お話しをお聞きするときって、
すでに商標が決まっているタイミングで
あることが多いです(*_*)

でも、そのタイミングは、
あまり良くないですね。
もっと早く商標登録の手続きについて
動き出すべきです(^o^)

もし、プロジェクトが進行して、
準備も整って、後は告知するだけって
言うときに、
「その商標、すでに登録されてます」
ってことになったら、どうします?

そういうときに、たまに、
こういう考えの方がいらっしゃいます。
”指定商品を削ってでも、何とか、
このままで商標を取れないか?”

わたしは、この考え方は、
あまり良くないと思っています(>o<)
商標権を軽視しすぎている考え方です。

仮に、一部の指定商品で商標を
取ったとしても、他社の商標権が
ウヨウヨしている状況では、
非常にリスクが高いですね(>_<)
徹底的に管理できるのなら良いのですが、
管理しないでいると、いつか他社の商標権
の範囲で使用してしまうことになる
可能性がありますよね(ToT)

このような事態を回避するには、
以下のいずれかです。

(1)プロジェクトの早い段階で
商標調査をして、
商標状況を認識しておく。

(2)スパッと諦めて他の商標に変える。

上記(1)は、新製品の開発から販売への
フローの中で、商標調査を早めに
組み込むということですね(^_^)v

そんなに難しいことではないので、
ぜひ商標調査を早めに入れてみて
ください(^o^)

一方、上記(2)の諦めるという点。
これから新製品を販売していこうと
いう段階なら、ハッキリ言って
スパッと諦めた方が良いです(^_^)
このネーミングが気に入って諦めたくない、
というなら、早めに商標調査を
入れておくべきで、
もし、早めに商標調査をしないなら、
スパッと諦める勇気を持った方が
良いでしょう(^O^)

その方が、短期的には損失だとしても、
中長期的には、リスクが軽減されます。

もちろん、既に長いこと使用していて、
どうしても商標登録しなければならない、
というときには、ある程度の手立ては
ありますが、どうしても限定的になります。

これから新製品を販売するというときは、
早めに商標調査をして、
商標登録を視野に入れておいた方が
良いですよ(^o^)

続きは、また今度。

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●●今回のネオフライト奥義●●

・商標調査は早めにしよう!
・何とかして商標を取るのはやめよう!
・他社の商標があったら諦めよう!
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ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

 

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