第352回:知財の実務の世界とは?

 

今回は、弁理士稼業のお話し。

特許業界とはほど遠い方から

たまにこんなことを言われます。

「弁理士って特許関係の人なんですか?

特許って、あの主婦の発明とかでしょ?

なんか面白い特許とかありました?」

なんとなく、「発明」って

世間的には、うさん臭さが漂いますよね?

これは、「発明」をする「発明家」というと、

珍妙なものを作っている変わり者みたいな

イメージから来るように思います(^_^;

バック・トゥ・ザ・フューチャーのドク的な感じ。

まあ、実際に、テレビとかで見ても、

発明家と称する人が

珍妙な発明品を紹介したりしている(^0^;)

なので、なんか面白いネタがありそうに思うかもしれない。

しかしだ。

特許の実務というと、実態はちょいと違う。

もっと、ビジネスライクなものだ(`へ´)

まず、日本の特許出願は、1年でだいたい32万件ほど。

そのうち、実に97%以上が法人による出願だ(°0°)

企業の出願ってことですね。

さらに、そのうちの約90%くらいが大企業による出願で、

残り10%が中小企業による出願です。

つまり、特許出願のほとんどは、

大企業によるものなんですね(゜◇゜)

特許の世界というと、

主婦の発明とかが表に出ていて

一攫千金などのイメージや

変わり者の道楽的なイメージがありますね(^▽^)

でも、実際は、97%が企業の発明であり、

そのうち、90%が大企業によるもの。

大企業となると、

プロの研究開発者が研究設備を使って

本格的に研究開発したものなので、

いわゆる珍妙な発明というのは、

ほとんどありません(^_^)b

多くの場合、もっとビジネスライクなもので、

弁理士の仕事というのは、

大企業の研究開発成果である発明を書類にまとめる、

という実に地味な仕事が大半ですφ(.. )

特許事務所っていうと、

特に実態が分からないでしょうが、

実際は、朝から晩までパソコンの前で、

技術を説明するための文章を

淡々と書いてる感じですφ(.. )

 

わたし、以前 営業マンだったのですが、

営業ではほとんど外出する世界でしたから

特許の世界に入って一番最初に驚いたのは、

その地味さだった(..;)

それでも、10%の中小企業の出願になると、

いろいろバリエーションがあって面白いです(^▽^)

でも、個人の発明みたいな珍妙なものは少ないです。

ただし、最初にお話しをお聞きして、

いきなり特許レベル、というのも少ないです。

なので、基本的には、思考レベルを深くして、

発明レベルを上げるプロセスが必要です。

弊所では、中小製造業の技術屋社長と

二人三脚で発明レベルを

引き上げていくことも多いんです。

この辺が、中小製造業の発明の面白いところですね(^□^)

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●●今回のネオフライト奥義●●

・特許のほとんどは企業によるもの!

・特許実務は、淡々と書類を書くことが多い!

・中小製造業の発明はなかなか面白い!

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ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

 

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