第280回:中小製造業の知財活用とは?

 

こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。

さて、前回、政策について

お話ししました(^0^)

今回は、中小と知財のお話しです(^Д^)

先日、こんな報告書を見ました。

「中小企業の知的財産に関する

調査報告書」

http://www.tokyo-cci.or.jp/file.jsp?id=25708

この報告書についてのお話し(^Д^)

この報告書によると、

課題は、知財の経営への活用

ということらしい(^_^)

といっても、アンケートによると、

経営に活用できていると答えた会社が

60.4%もある(°0°)

う~ん、結構高いじゃないか。

出願状況を見てみると、

71.6%の会社が、知的財産権の出願をしている。

う~ん、直感的な印象としては、

数値が高すぎるんじゃないかなぁ(°0°)ウソ?

調査のターゲットを見てみると、

都内中小製造業にアンケートを配布して、

回収率が12.5%となってますd(^_^o)

おそらく、知財に積極的な会社だからこそ、

知財のアンケートに返信したんじゃないかな。

中小製造業の多くは、

おそらく知財を積極的には

考えていないように思います(^_^;

ましてや、経営に活用しているなんて、

ほとんどないですよね(>o<)

そもそも、しっかりと研究開発している企業じゃないと、

知財を効果的に活用するといっても、

さほど効果的ではないんじゃないかな(‘_’)

大企業をトップとする系列的な中小企業としては、

大企業の依頼に応じて もの作りをしていた訳で、

こういう下請け分業的な役割の中では、

特許とか商標とかが、

効果的に威力を発揮しにくい気がします(^_^)b

なので、必然的に、知財の経営的な優先順位は

下がりますよね(ToT)

もちろん、知財よりも広い概念である

”知的資産の活用”という点では、

そんな中小企業でも、積極的であるべきですが。

最近は、将来的な国内市場規模の縮小に応じて、

大企業が厳しくなってきていて、

人件費の安い外国に業者を変えたりしていますよね。

そのため、以前のケイレツにとらわれずに、

自由に活動しよう、という中小製造業が増えてます(^○^)

先日、コンサルさせて頂いた企業も、

まさにそんな状況でした(^-^)

そんな状況で、請け負い的な仕事だけでなく、

オリジナル製品を作っていこうとなると、

”研究開発”の要素が出てくるので、

知財を活用し得る場面が出てきます(^_^)b

ただし、最初は、”特許を取る”というような

いわゆる古典的な知財の使い方は

あまり考えなくても良いかな。

それよりも、”知財を情報として活用する”

ための体制を作った方が、長期的には有効でしょう。

まあ、体制作りの方が、単に特許を取るよりも

はるかに高度ですけどね(^_^;

最近は、わたしも、中小製造業の開発プロセスに

関与させて頂くことが多くなってきました。

知財に不慣れな中小企業に対して、

知財情報の活用という役割を

わたしが担当している感じです( ̄^ ̄)ゞ

なので、知財情報を活用していく場合、

短期的には、知財専門家に関わってもらう

というのはアリだと思います。

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●●今回のネオフライト奥義●●

・知財の情報的活用を目指そう!

・開発プロセスで、知財情報を活用しよう!

・知財専門家を検討しよう!

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開発プロセスで知財専門家を活用するといっても、

企業の深くに入っていって

開発プロセスに関わっていこうとする知財専門家が

一般的にはまだそんなに多くない気はしますね(ToT)

 

それでは、また次回( ^o^)ノ

 

ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

 

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