第76回:空手と経営の関係は?

こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔 です。

さて、今回は、空手と経営のお話し。
わたしが、40の手習いとして始めた空手道。
空手にもいろいろ流派がありますが、
いまや空手といえば、その代表格の極真空手。

極真空手といえば、創始者・大山倍達(おおやま・ますたつ)。
先日、大山倍達先生の
「自分に勝て!わが性格改造論」
という本を読みました。

その中で、大山先生が言っている言葉を、
経営の観点からわたしなりにまとめてみました。

野生児そのものだった大山先生が、
精神的に強くなったのは以下のような理由だそうです。

●革新性
●創意工夫

まずは、●革新性について
それまで、空手というのは、”型”重視で、
試合のときは”寸止め”形式を採用していたんです。

大山先生は、その慣習を破り、本当に当てる
”直接打撃性(フルコンタクト)”形式を導入しました。
最初のうちは、「邪道」だの「喧嘩カラテ」などと
さんざん言われたんですね。

しだいに、「カラテ革命」として注目され、
「これこそ真の武道カラテだ」と認められるようになりました。

わたしが、高校生くらいの頃、極真空手といえば、
「史上最強のカラテ」でしたからね。

ちなみに、わたしは、高校生のとき、初めて極真空手の門を叩きました。
3ヶ月くらい経つと、なんかしんどくて、
極真の門から走って逃げました(笑)

この頃からでしょうね~、格闘技に対する挫折感と自己嫌悪が
わたしの体に増殖し始めました(汗)

大山先生は、格闘技本来の実戦性を追求した結果、
「直接打撃性」という形式に結びつけたのだと思いますが、
それは経営的には大正解だったと思います。

当時としては、かなり尖ってましたからね。
わたしは、弱者の経営として、
”オンリーワンの切れるコンセプト”
は、決定的に重要だと思っています。

そして、その磨き上げられたコンセプトを
適切に伝えることができれば、完璧です。
要するに、トンガリましょうってことです。

次いで、●創意工夫について
大山先生は、「動中の工夫」と「静中の工夫」が大事だと言っています。
大山先生の場合、アメリカでの武者修行のため、
自分よりも大きくて強い相手に対して、
いろんな技を考えて試していく必要があったんですね。

日々の稽古を工夫して、体で覚え込む。
これが、「動中の工夫」。

それから、頭を使ってコントロールすること。
これが、「静中の工夫」。

まあ、体と頭の両方を鍛えないとダメだと言っています。
経営でも同じです。

マーケティングなどの理論はとても大事ですよね。
でも、理論を知っていることと、実際に使いこなすこととは、
次元が違います。

経営は、やってみないと分からないことだらけです。
とりあえずやってみて、不具合が出てきたら
マイナーチェンジして、これらの繰り返しだと思います。
これが、「動中の工夫」。

さらに、経営戦略、マーケティングなどの勉強をして、頭を磨く。
これが、「静中の工夫」。

社長も、大山先生の言うような「革新性」と「創意工夫」、
考えてみてくださいね。

それでは、また次回。

 

ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川壮輔

 

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