第378回:中小製造業が試作品から特許を取るには?Part2

 

今回は、発明のお話し。

試作品を作ったあと、どの辺が特許の対象

になるのか、を判断したい。

特許の対象になるのは、”発明”でしたね。

まずは、特許が取れるレベルの

発明かどうか、ではなく、

そもそも発明かどうかを認識したい(^O^)

それじや~、発明かどうかをどうやって

認識すれば良いんでしょうかね。

そのためには、以下の点について

知っておくと良いでしょう(^o^)

 

「発明とは、ストーリーである」

 

そう、発明ってストーリーなんです。

どういうことかというと、

発明には、思考の型(カタ)があって、

その型の通りにハマれば、

発明ということになるんですね。

では、どういう型なのか?

こんな感じです(^○^)

●1:今までの状況

●2:今までの問題点

●3:今回の工夫点

●4:その効果

 

この4つです。

この型に沿って説明できれば、

それは、発明ということになります。

具体的に見てみましょう。

例えば、シャーペンについて。

●1:今までの状況
鉛筆の利用。
芯の回りに本体部が設けられた構造。

●2:今までの問題点
芯がすり減ると、本体部と芯を
削らなければならず、メンドウ。

●3:今回の工夫点
細い芯と、芯を送り出す機構を備える
シャーペン。

●4:その効果
芯がすり減っても、芯を送り出すだけで
芯が出てくるので、削りが不要になり、
とっても便利。

これで、シャーペンの発明ストーリーの

完成ですp(^_^)q

つまり、シャーペンが発明になりました。

発明になったということは、

特許の対象になったということですね。

ただし、特許が取れるかどうかは別問題。

実際には、普通のシャーペンでは、

既に知られていますので、

特許は取れません(>_<)

でも、発明にはなるし、特許の対象には

なるんですよね(^o^)

前回の2ステップを再掲すると、こんな感じ。

1つ目は、そもそも特許の対象になるか

どうかという段階。

2つ目は、特許が取れそうなレベルで

あるかどうかという段階。

 

試作品などを作ったら、

まずは、1つ目のステップとして、

そもそも特許の対象=発明になるかどうか

を考えましょう(^O^)

発明ストーリーを作るってことです。

それでは、実際の現場では、

どうやって作るんでしょうかね?

続きは、また今度。

 

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●●今回のネオフライト奥義●●

・発明とはストーリーである!

・発明の型にあてはめよう!

・発明となれば特許の対象になり得る!

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ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

 

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