第239回:アイデア創出のための縦方向の思考とは?Part2

 

こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。

さて、今回は、思考の方向性のお話し(^0^)

前回、横方向の思考についてお話ししました。

横方向思考っていうのは、

ある機能と異なる機能を付加していくものでした。

でも、これだけだとなかなか思考が深くなって

いかないんですよね。

なので、結構みんなが考えるレベルを越えにくい。

その結果、あまり価値あるものが産まれにくい

ってことになり易い。

一方、深く考えるためには、

縦方向の思考が必要です。

縦方向の思考っていうのは、

ある機能に特化して、その機能を掘り下げていく、

といった感じです。

具体例を挙げましょう。

ものは、シャーペン。

シャーペンがポケットや書類から

落ちないようにするために、

書類等を挟むクリップを設けた、

というアイデア。

もちろん、おなじみのものですが。。。

これについて、横方向と縦方向の思考を示すと、こんな感じ。

【横方向思考】

・まず、クリップを付けた。

・後端に消しゴムを付けた。

・握りやすくなるようにゴムの握りを付けた。

クリップによって挟むという機能に対して、

異なる機能が付加されていってますね。

さて、縦方向思考です。

【縦方向思考】

・まず、クリップを付けた。

・クリップの先端に内方を向く突起を設けた。

(クリップの先端を閉じるための突起)

・突起を緩やかに傾斜させた。

(抜き差しを容易にするための傾斜)

・クリップの先端が閉じられるように、クリップ全体を湾曲させた。

クリップによって挟むという機能に対して、

突起を設けて書類を確実に挟めるようにしたり、

その突起に傾斜を付けて抜き差しを容易にしたり

クリップを湾曲させて書類を確実に挟めるようにしたり

しています。

つまり、挟んで保持するという一つの機能に対して、

より強化したり使い易くしたりしていますね。

まったく異なる機能を付加するという横方向思考とは

何となく違うということがおわかりでしょうか。

最初は横方向思考でも良いのですが、

横方向思考ができるようになったら、

一旦、機能を絞って、

その機能について、深く掘り下げるという

縦方向の思考をしていって下さい。

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●●今回のネオフライト奥義●●

・一つの機能を掘り下げるのが縦方向思考!

・横方向思考の次は縦方向思考!

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縦方向思考によって、

物事を深く考えた方が、

価値のあるものは産まれやすいですね。

続きは、また次回。

 

ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

 

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