第293回:中小製造業の特許出願の判断基準とは?Part4

 

こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。

さて、前回、出願基準について

お話ししました(^0^)

今回も、出願基準のお話しです(^Д^)

新たな技術や製品を創造したとき、

特許出願すべきか、すべきでないか、

どのように判断すればいいのでしょうか?

以下の3つの観点がありましたね(^_^)b

●特許性

●技術性

●事業性

前回は、技術性のうち

侵害発見容易度について見てみました。

今回は、事業性のお話しです。

事業性の観点からは、

以下の5つを選びました(^0^)

●市場規模

●営業性

●利益性

●代替性

●競合性

事業性ですから、開発資金を回収して

充分な利益が得られるか、という点が重要ですよね。

特に、お客さまと、競合などを考慮したいところ(^_^)

まずは、●市場規模について。

中小製造業が狙う市場規模は、

小さすぎず、大きすぎずですね(‘_’)

そんな中で、市場規模としては、

2つの考え方があるかな~(^O^)

一つは、既に存在する大きな市場のうちの

特化した市場。

もう一つは、これから作り上げていく、

まったく新たな市場。

まずは、特化した市場を狙った方が良いでしょうね。

こちらの方が難易度が低いp(^_^)q

特化した市場で、独占できるようになりたいね~(^□^)

それから、●営業性。

まずは、すでにお客さまがいるかどうか。

お客さまに到達できるかどうか、が重要ですな(^-^)

今のお客さまに新たな商品を売る方が

他のお客さまに売るよりは、難易度が低いです(^0^)

また、営業用のノウハウや資産があるかどうかですな。

次いで、●利益性。

ここでは、まずは粗利ベースで良いでしょう(^□^)

製造コストがどれくらいかかりそうか。

売価はどれくらいになりそうか。

それから、お客さまが生涯にわたって買ってくれる

生涯価値も考慮したい。

まあ、厳密には分からない点もありますが、

ある程度、直感で判断しても良いでしょう(^_^;

さらに、●代替性。

同じような効果・効能を発揮する

他の商品はないかどうか。

例えば、プラズマテレビの高度な技術があっても、

液晶テレビに替えられてしまうこともある訳ですな(>o<)

もちろん、代替商品は少ない方が良いですが、

代替商品がないということは、

市場としては、未知の市場になりやすい。

未知の市場を創っていくには、

お金と時間がかかるので、

自社の状況に応じて考えた方が良いですねo(^-^)

それから、●競合性。

市場にどんなプレーヤーがいるか。

どんなプレーヤーが参入してきそうか。

特に、自社より大きな企業が

入ってきそうな場合には、要注意ですね(@_@)

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●●今回のネオフライト奥義●●

・事業性を判断しよう!

・お客さまに到達できますか?

・生涯価値はどれくらい?

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まあ、特許出願に限らず、

投資をする前には、

その要否を、ある程度は検討しますよね(^-^)

特許にかかる費用は、投資だと思って、

その投資の要否を検討しましょう。

特許についてはよく分からなくても、

投資の判断材料としては、

普通の設備投資などと、

本質的には、そんな変わらないと思います。

それでは、また次回( ^o^)ノ

 

ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

 

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