第102回:喫茶店から学ぶビジネスとは?

こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔 です。

さて、今回は、喫茶店のお話し。
今、新宿の「ルノアール」で、この原稿を書いています。

わたし、実は、意外と「ルノアール」好きです。
スタバやドトールよりも、「ルノアール」です。

そこで、今回は、ちょいと「ルノアール」について
考えてみました。

ルノアールの主ターゲットは、ビジネスマン。
店舗には以下の設備があります。

●公衆無線LAN
●パソコンや携帯用のコンセント
●フカフカのソファ

これらの点は、ビジネスマンとしては、かなりグーですよね。
特に、コンセントが使えるのはありがたい。

まあ、フカフカのソファだけは、もう少し、
ビジネス仕様にして欲しいですけどね。

今でも、わたしの周りには、30代くらいのビジネスマンが
商談、パソコン仕事をしています。

それから、「ルノアール」の特徴としては、
「ゆっくりくつろげるスペース」
を売りにしている点でしょう。

スペースが広くゆったりしているし、
店内は、ガヤガヤとせずに心地良い静けさに包まれてます。

おまけに、従業員の接客は良いし、
コーヒーを飲み終わると、暖かい緑茶が出てくる
あたりも、小粋なサービスです。

つまり、インドア人間としては、
かなりのお気に入りとなります。

コーヒーだって、意外と高くはないです。
ブレンドが、540円ですから、充分許容範囲。

まあ、トーストとか洒落た飲料は、
まあまあ高いですけどね。

それにしても、スタバとかドトールなどは、
競合がかなり多く参入してくるのに、
「ルノアール」の競合って、いないと思いませんか?

社長のビジネスに置き換えたとき、
「ルノアール」みたいなオンリーワン状態って、
うらやましいですよね。

ということで、「ルノアール」のナゾを考えてみた訳です。

結論としては、おそらく他社が真似しても
儲からないようにしてるんだと思います。

まあ、それだけじゃ、話にならないので、
もう少し考えてみましょう。

都心の駅近くの、ゆったりスペースで、
ブレンド540円じゃ、初期投資とか賃料とか考えると、
黒字にするにはかなり難しいんじゃないでしょうか。

それだけで、他社はヤル気なしでしょうね。
じゃ~、なぜ「ルノアール」は、存続できるんでしょう。
「ルノアール」の収益源を見てみましょう。

こんな感じです。
●喫茶
●貸し会議室
●会議室の弁当・ケータリング
●会議室の備品レンタル

つまり、「ルノアール」は、喫茶だけではないんですね。
スペース貸しなどの不動産業的な点を見逃す訳にはいきません。

ただ、単に収益源を増やすというだけではなく、
その収益を元にして、コーヒーなどの価格を抑える
という点が重要ですね。

「喫茶」という本業意外の収益源を確保して、
「喫茶」という本業の価格競争力を向上させる
という戦略が見えてきそうです。

まあ、他にも核となる理由はありそうなんですけどね~。
今ひとつ、見えてきませんでした。

もし、ご存じでしたら、ぜひ教えて下さいね。

この「ルノアール」作戦は、貴社のビジネスでは使えませんか?
特に、会議室や空きスペースなどを、収益源にできれば、
本業の価格競争力を上げられるかもしれませんね~。

それでは、また次回。

 

ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川壮輔

 

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