第456回:中小製造業の海外での特許取得とは?Part2

今回も、海外と特許権のお話し。

中小製造業の海外進出は、
重要な選択肢ですね(^O^)
特許権は国境を越えませんから、
進出しようとする国で
製品や技術を守りたいなら、
各国で特許権を取らなければ
なりませんでしたね(^-^)

しかしだ。
いかんせん、手続きが
メンドくさいですな。
だって、日本1カ国ですら
軽くメンドくさいのに、世界となると、
もっとメンドくさい(ToT)

そこで、誰もが、こんなことを
思うはずだ。


なんとか、一回の出願手続きだけで
世界各国に権利が及ぶような
世界特許みたいなもんは
ないんだろうか?

こんな疑問に対して、
お答えしましょう(^_^)b

はい、ありません。
残念ながら、一回の手続きだけで、
世界各国に権利が及ぶような
世界特許の制度は、
現在は、ありません(^_^;

巷では、”世界特許”という表現が
使われたりしてますが、これは、
”複数の国で特許取ってます”
程度の意味で使われてることが
ほとんどだ(@_@)

そもそも、一つの特許で世界に
効力を及ばせるって言ったって、
何語にするのかっていう言語の
問題もあるし、AI分野で認めて、
医薬の分野で認めないといった
技術分野の問題がありますね。

特許を認める認めないというのは、
自国の重要な産業政策になるので、
南北や東西などで国ごとの
利害関係が激しいんですな。

しかし、各国ごとにゼロから手続き
しなきゃならんと言うのは、
さすがにこいつはメンドくさい。
どこの何人にとってもメンドくさい。
日本人にとってもメンドくさいし、
アメリカ人だって、イギリス人だって、
中国人だって、インド人だって、
みんなにとってもメンドくさい。

そこで、各国人が集まって考えた。
なんとか、簡単にすることはできないか。

そして、こんな結論に達した。

”出願手続きみたいな
形式手続きだけでも
1回で済ませられるようにした方が
みんなにとってよくないか?”

日本人もうなづいた。
アメリカ人も、イギリス人も、
中国人も、インド人も、
各国の人たちもうなづいた。

そこでできたのが、
PCT(ピーシーティー)という
制度だ(^O^)

話しが長くなるので、
続きは、また今度。

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●●今回のネオフライト奥義●●

・各国ごとに手続きが必要!
・世界特許はない!
・PCTという制度がある!

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ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

 

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