第421回:2017年からの知財の未来とは?

こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔 です。

さて、前回、実用新案について
お話ししました(^0^)
今回は、知財の未来のお話し。

1年ほど前に、総理の安倍さんを
議長としてこんな会議ができましたね。

●未来投資会議

その未来投資会議で、
先日、こんな戦略が
発表されましたな(^○^)

●未来投資戦略2017

Society5.0の実現に向けた
未来の方向性を示す戦略です。

概要はこんな感じ。
サイズで230Kぐらいの
PDFデータです。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/pdf/miraitousi2017_gaiyou_t.pdf

この中で、知財に関するものを
ピックアップしてみましょう。
「価値の源泉の創出」
ということで、
【知財・標準の強化】
が謳われていますな(^o^)

具体的にどんな目標設定が
なされているかというと、
こんな感じ。

(1)特許の権利化までの期間を
平均14ヶ月とする。

う~ん、1年2ヶ月で特許に
なるってことですね(^▽^)
昔と比べると、本当に早くなりました。
昔は、3~4年は当たり前でした
からね(ToT)

でも、審査結果が早く出るのは
中小製造業にとっては、
メリットの方が大きいですね。

中小製造業の場合、
実施する直前に出願することが
多いですから、実施することが
決まっていますね。
なので、出願結果が早く出ることは、
中小製造業にとっては、
良いと思いますp(^_^)q

(2)中小企業の特許出願割合を
2019年までに約15%とする。

ちなみに、2015年の実績は、
14%です。
これから、中小製造業の
特許出願を国として推奨していく
ことになるでしょうね。

そして、中小製造業の技術力の
マクロ的な向上を図っていく
ということになるでしょう(^_^)

(3)中小製造業の技術・製品の
標準化を2020年までに100件
実現する。

標準化のお話しですね。
ちなみに、2016年の実績が
5件だそうです(^0^;)

標準化というと、大企業間の
世界的な規格認定みたいな
感じをイメージしている社長も
多いと思います。

しかし、ここでの標準化は、
中小製造業等を対象にしていますね。

そもそも、標準化のメリットって
どんなことがあるんでしょうかね。

標準化することによって、
他社がその規格内で、
利用することができるようになりますね。
そうなると、他社が一定の品質以上の
ものを製販するようになり、
市場が拡大しやすくなりますな。
このような、早期の市場拡大が、
標準化のメリットです(o゚▽゚)o

一方、デメリットです。
自社の技術を他社に開放するわけ
ですから、市場における自社のシェアは
減っていくことになりますね(T^T)

これらのメリットと、デメリット解消を
うまく活用しよう、ということになりますね。

具体的には、開示すべき所と、
秘匿すべき所を分けて、
開示するところで標準化が
図れれば良いですよね(^O^)

中小製造業の標準化の活用事例
として、こんな冊子があります。

「標準化をビジネスツールに」

以下のリンクは、サイズ4Mbほどの
PDFデータです。

http://www.meti.go.jp/policy/economy/hyojun/businesstool.pdf

このような標準化の件数を
国として増やしていくようですな。

続きは、また今度。

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●●今回のネオフライト奥義●●

・特許の権利化は益々早くなる!
・中小製造業の特許出願が増える!
・中小製造業の標準化が始動する!

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ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川壮輔

 

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