第20回:中小製造業にとっての意匠って何?

 

こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔 です。

さて、今回は、意匠(いしょう)のお話し。
いままで、特許とか商標の話をしてきましたが、
意匠については話してませんでした。

しかし、意匠っていうと、これまた、よく分からないですね~(笑)
でも、意匠もりっぱな知的財産なんですよ。

じゃ~、意匠って何や?という話です。

たとえぱ、社長が、なんかモノ作って商売を始めるとしましょうよ。
そうですね~、メガネケースにしましょう。
なんでもいいんですけど、ちょいと目に付いたのでこれにします。

超クールでスタイリッシュなメガネケースを
デザインして、販売しました。

このメガネケース、評判がよくて、クチコミもあり、
徐々に売り上げもアップしていきました。

そんなときに、かならず現れるのが、パクリ企業です。
そう、他人のマネが大好きなパクラー。

このパクラー、ひとが苦労して育て上げた
メガネケースをパクリ、あっという間にシェアを伸ばします。

そのため、貴社のメガネケースの売り上げが、
すごい勢いで落ちていきます。

しかも、精魂込めて作り上げた高品質なメガネケースだったのに、
パクラーの粗悪品により、
いままで積み上げてきた信頼も一気に崩壊。

なんてことも起こり得るわけですよ。

じゃ~、どうすればいいですか?
どんなに優れたデザインであっても、デザインで特許は取れません。
そんなとき活躍するのが、意匠権(いしょうけん)です。

意匠権は、デザインを保護するものなんです。

つまり、このメガネケースについて意匠権を取っていれば、
そのデザインのメガネケースは、誰も販売することができない
ことになるんですね。

もちろん、他のデザインなら、
他人もメガネケースの販売はできるんですよ。

あくまでも、貴社のデザインのメガネケースを販売することができない。
ようするに、貴社のデザインを、他人がパクって
販売することができなくなるんです。

なので、貴社のメガネケースも、意匠権を取っていれば、
パクラーに対して権利を主張することができるというわけです。

今回は、意匠のお話しでした。

それでは、また次回。

ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川壮輔

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