第195回:もの作り革命の3Dプリンタとは?

 

こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。

さて、今回は、モノ作り革命のお話し。

最近、3Dプリンタってよく聞きませんか?

以前のベストセラー「フリー」の著者が書いた新刊

「メイカーズ」などに出てますし、

新聞などにもたまに見かけます。

この3Dプリンタ、モノ作りに革命を起こすかもしれません。

まあ、そもそも、3Dプリンタって何なのよ?

っていう社長も多いと思います。

そうですね~、一言でいうと、

デジタルデータからアナログのモノを出力する装置です。

3DCADに打ち込んだデザインが、

そのままモノとして作られるんです。

まあ、論より証拠、見てもらった方が早いでしょう。

こんな感じです。

実際より高速再生になってますが、鎖を作っている様子です。

この動画をご覧になれば分るように、

樹脂を少しずつ積層して作っていく感じですね。

今までは、樹脂製品っていうと、

金型が必要で、

その金型を作るのに、ウン百万円とかかっていました。

なので、樹脂製品っていうのは、簡単に作れるもんではなく、

ハードルが高かったんですね。

それが、これからは、樹脂製品が、

家庭でも簡単に作れるようになるでしょう。

動画の3Dプリンタだって、20万円ですからね。

おそらく、技術進化によって、

対応する材料や色も増え、

アウトプットの品質も上がって、

ウン万円くらいになるでしょうね。

1家に1台、なんて日が来るかもしれません。

この3Dプリンタによって、

どんな影響があるんでしょうか。

多品種少量生産が進むでしょうね。

クリエイターの方々にとっては、

自分がデザインしたモノをすぐ形にできるって

かなりインパクトがありますよね。

発明家だって、サンプル作りなど超ラクチンになります。

もちろん、企業だって、図面からサンプルがすぐできれば、

製品開発にも好影響ですよね。

緩やかなネットワークで、作品が作り上げられていく初音ミクのように、

アイデア提供者とデザイナーとがコラボして、モノを作るようになるでしょう。

おそらく、マッチングのプラットフォームができるでしょうね。

これまでと違って、デジタルデータだけでなく、

物理的なモノが介在することになりますね。

まあ、知財的に見ると、

おそらく、実用新案、意匠権、著作権、不競法

などの存在価値が相対的に上がるでしょう。

つまり、モノやデザインの権利が、

重要になってくると思っています。

だって、3Dスキャナと3Dプリンタがあれば、

モノのコピーが簡単にできるようになりますからね。

デジタルコンテンツのコピーじゃないですよ。

アナログのモノからアナログのモノへのコピーですよ。

なので、例えば、日用品メーカーや多品種少量生産の請負メーカー

などは、うまく舵取りしないと、このモノ作り革命から

置いてかれちゃいますね。

いや~、この3Dプリンタ、

どう発展していくのか、楽しみですね。

それでは、また次回。

 

ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

 

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