第53回:コミュニティを作ろう!

こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔 です。

さて、今回は、コミュニティのお話しです。
以前、小売店などで成功する秘訣を聞いたことがあります。
その秘訣とは?

「お客さんに満足して頂けるような商品を提供すること」。

ではないそうです。
もちろん、それも重要だと思いますが、もっと重要なことがあるそうです。

それは、

「お客さん同士、仲良くなってもらうこと」だそうです。

わたしの家の近所に、「みつぼ」という焼きとん屋さんがあります。
創業当時は、3坪しかなかったので、「みつぼ」というそうです。

この店、テーブル席が2つくらい、
あとはカウンター席だけで、いまでも狭いです。

となりの人の肩がぶつかるくらい狭いです。
でも、連日満員です。

交流会でお会いした方なのですが、
「家が近いので飲みに行きましょう」ということで、
連れてってもらいました。

この店で、わたしは衝撃を受けました。
わたしたちは、テーブル席に座っていたのです。
そして、わたしたちが頼んだ料理を
大将がカウンター越しに作ってくれました。

そのとき、大将は、その料理をカウンター席のお客さんに渡したのです。
そして、大将は言いました。

「はい、これ、うしろのお客さんに渡して」

カウンター席のお客さんは、振り向きながら
笑顔でわたしたちに料理を手渡ししてくれました。

連れの方に聞いてみると、「ここではそれがルール」なんだそうです。
お客さんがお客さんに料理を運ぶのがルール。

そして、わたしたちが食べ終わった皿も、
カウンター席の人に渡して、それからカウンター越しの大将に渡されます。

「いくら狭いとはいえ、なんちゅーシステムや!」

思わず、うなってしまいました。
わたしのような、気ぃ使いぃの人見知りには向かないと思います(汗)

でも、こういうの好きな人がいるというのは分かります。
事実、常連さんたちで満員でしたからね。
「深夜食堂」のように、さすがに料理を分け合ってはいませんでしたけど(笑)

また、以前、アキバ系のコンサートホールを経営している
女社長のセミナーに行きました。
この女社長、20代前半で、ぽよ~んとしていますが、切れ者です。

セミナーの講師だというのに、猫みたいな格好で、
ニャンニャンとでも言いそうな仕草で入ってきました。

もうそれだけで、回りのビジネスマンたちは、ホケ~っとしてしまいました(笑)
その女社長が言ってました。

「アキバ系ビジネスで大事なのは、アキバ系たちを飽きさせないで、
アキバ系同士を常に楽しませてあげること」

わたしは、はっきり言って、感動すら覚えました。
え?、わ、わたしは、アキバ系ではないですよ。
ち、ちがうんです。

普通のビジネスでは見えにくくなってしまうのに、
アキバ系ビジネスでは、お客さん同士に仲良くなってもらう
というのが分かりやすいんですよね。

そこに、感動したんです(笑)
そう、わたしたちのビジネスでも、小売業に限らず、
お客さま同士、仲良くなってもらうという発想は重要なんです。

最近は、SNS系などですぐにコミュニティができそうですが、
その本質は、あくまでも、お客さま同士、仲良くなってもらうということです。

ツイッター、ブログなど、ツールに踊らされず、
その本質は理解しておきましょう。

それでは、また次回。

 

ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川壮輔

 

特許無料レポートお申し込みフォーム

業界初の”エンタメ系”実践特許術!
「特許専門の弁理士が、あなただけにコッソリ教える実践特許6つの秘訣!」PDF A4:53ページ


*
*
メールアドレス*
コメント