第369回:中小製造業の模倣対策とは?Part5

 

今回も、パクリのお話し。

パクリ対策として、

以下の3つに分けられるんでした。

(1)パクリを不可能にする作戦

(2)パクられたときに強制排除する作戦

(3)パクられても撤退に導く作戦

 

今回は、パクられても撤退に導く作戦について。

こいつは、パクリ者の自らの意思によって

市場から撤退していくように設計する、

ということです(^_^)b

おそらく、(1)パクリを不可能にできなくて、

(2)知財権も取れない、

というケースは、かなり多いでしょう。

そうなると、実際には、

この(3)パクられても撤退に導く作戦、

というのが、最も現実的なのかもしれませんな(^_^)

ただし、パクることは原則自由の世界から、

パクリ者自らの意思によって、撤退させるというのは、

そんなに簡単ではありませんね(>o<)

パクリ者が自らの意思によって撤退を決めるというのは、

基本的には儲からないから、でしょう。

ということは、ここでの基本方針は、

パクリ者が儲からないようにする、

ということですな(^_^)b

儲けというのは、利益のことで、

利益というのは、売上-費用から算出されますね。

つまり、パクリ者が儲からないようにするには、

以下の2つの方向性があり得ます。

●パクリ者の売上が上がらないようにする

●パクリ者の費用がかかるようにする

これが、(3)パクられても撤退に導く作戦

の基本思想ですな(^_^)v

他社を意識して、

他社が不利になるように、

自社を構築するということ。

まあ、例えば、どんなことがあり得るか。

こんな感じかな。

1流通をおさえる

2人材・組織の強化

3冠を被る

4品揃えを充実させる

5ブランド・ストーリー

6囲い込み

 

まずは、1流通をおさえる点。

例えば、川上をおさえることによって、

材料を独占的にゲットできるようにすることですな。

こいつは、(1)パクリを不可能にする作戦と

似たようなものです(^_^)

ただし、パクリを物理的に不可能にするほどではなく、

地理的・価格・品質など、

自社が一番有利になるように設計することが

できる場合はありますね(^o^)

また、川下をおさえるのも有りですね。

例えば、有名小売店をおさえて、

他社の販売ルートを少なくすることなどです(^O^)

あと、立地的なことも、ここに入れておきます。

例えば、コンビニやクロネコヤマトのように、

あれだけ高密度に出店されれば、

他社はなかなか入れませんよね(°0°)

こんな感じで、流通をおさえる点があり得ますな。

続きは、また今度。

 

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●●今回のネオフライト奥義●●

・パクリ者を自らの意思で撤退させよう!

・パクリ者が儲からないように設計しよう!

・流通をおさえよう!

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ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

 

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