第318回:中小製造業の独自化とは?Part3

 

こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。

さて、前回、中小製造業の独自化について

お話ししました(^0^)

今回は、独自化Part3のお話し。

前回、マネ防止の概念として、

以下の3つを紹介しましたね。

①法律上のカベ

②物理上のカベ

③事実上のカベ

今回は、③事実上のカベです。

事実上のカベというのは、

他者がマネしたくても、コストや時間がかかるので、

マネできないとか、

他者がマネしても儲からない、

ような場合ですね(@_@)

例えば、独自の販路や仕入れルートの確保とか

ブランドやノウハウとか、

そんな、目に見えにくい資産ですな(=_=)

先日、テレビでイカセンターのことをやってました。

 

透き通った新鮮なイカを提供していて

結構人気店になってます( ̄∇ ̄)

わたしも、数回行ったことありますが、

皿の上でイカの色が変わったり、

口の中で吸盤で吸い付かれる感じは、

なかなか他では味わえないですな!(^^)!

このイカセンター。

毎朝、漁港から自社が直送しています。

しかも、イカを生きたまま運搬するため、

温度管理可能な巨大な水槽を設置した

自社開発のトラックを保有しています(゜◇゜)

そして、各店の生け簀に放し、

注文があってから、生け簀からイカを取ってさばきます。

鮮度に対する徹底的なこだわりを感じますな(*^▽^*)

さすがに、ここまでされると、

他社はなかなかマネできませんね。

毎朝、漁港から運んだり、

自社トラックで直送したり、

鮮度保持のノウハウを蓄積したりなど、

他社がマネするには、コストや時間がかかります(^.^)

なので、似たような店がなかなか現れません。

なので、売上・利益も得られ、

さらに、鮮度保持のために再投資されていきます。

こうなると、他社は参入できませんね(^_^)v

その他にも、長年蓄積された教育システムを持つKUMONや、

網の目のような個人配送網を有するクロネコヤマトなど、

今から他社がマネするのは、相当難しいはず(^o^)

このように、ある企業の商品やサービスだけを外観から見て、

パクリ商品やサービスを他社が提供できても、

実際には、その他社は、

利益を得られず事業を続けることは困難でしょう。

このようなカベが、事実上のカベですな(^_^)b

事実上のカベというのは、

差異化から始まります。

小さな差異を蓄積していく。

時間を掛けてでも、少しずつ少しずつ。

でも、気が付いてみると、

大きなカベになっていたりする\(^_^)/

これからは、事実上のカベが、重要になってくると思います。

知財権のような法律上のカベは、抜けがあるので、

それだけでは、独自化を築き続けるのは難しい。

なので、マネされないような事業を作るのであれば、

いろんなカベ、特に事実上のカベを組み合わせていきたいですな。

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●●今回のネオフライト奥義●●

・事実上のカベを築こう!

・事実上のカベを築くには、差異化!

・事実上のカベを組み合わせよう!

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それでは、また次回( ^o^)ノ

 

ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

 

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