よく、こんなことを聞かれます。

”特許って自分で手続きしても
取れますか?

そりゃ、弁理士に頼むとお金がかかる
わけで、自分でできれば、
料金は安く済みますからね。
安く済むなら、
それに超したことはありません(^O^)

結論を言いましょう。
はい、自分でも取れます(^_^)

特許は、弁理士に頼まないと、
自分では取れないというのは、
幻想ですな(^O^)

ただし、自分で手続きを進めるのと、
弁理士に依頼するのとでは、
やはり違いがあります。
何が違うのかは、一応
認識しておいた方が良いですね。

それぞれのメリットとデメリットは、
裏返しの関係なので、
自分で手続きすることの
メリットとデメリットを見てみましょう。

(メリット)
(1)料金が安く済む
(2)特許の勘所が分かってくる

(デメリット)
(3)特許の取得可能性が低い
(4)権利として使えない可能性が高い
(5)時間や労力がかかる

これらメリット・デメリットの裏返しが、
弁理士に依頼することのデメリットと
メリットになりますね(^.^)

さて、自分で手続きすることのメリットは、
良いですよね。
自分で書類を書けば、
弁理士の手数料がかかりませんから、
(1)料金は当然安くなります。
また、自分で書くと、(2)特許とか
発明のポイントが磨かれてきます。
要するに、教育効果が高い、
ということですね(^_^)v

一方、デメリットです。
自分で特許書類を書く場合、
(3)特許の取得可能性が低くなるのは、
間違いありません。
弁理士であると、特許の取得可能性が
低そうな場合、なにか特許性の上がる
ようなネタを依頼者と相談しながら、
特許書類に適宜埋め込んでいきます。

特許の書類は、出願時に記載された
範囲内でしか修正できません。
新たに何かのアイデアを追加することは
できません(@_@)
ですので、出願時の特許書類に、
特許可能性に寄与するようなアイデアを
なんとか盛り込もうとしますφ(.. )

一方、自分で特許書類を書く場合、
それができませんので、
特許可能性は、どうしても低くなります。
これは、数値では現せませんが、
かなり大きな差になると思います。

また、デメリットとしては、
例え特許が取れたとしても、
(4)実際に特許権を行使するときに
使えない可能性が高いです。

特許は、言葉の世界です。
発明したモノは関係なく、
特許書類に書かれた文字により、
権利範囲が決まります(・∀・)

自分で特許書類を作成する場合、
自分で発明の内容を文字で
説明するわけですφ(.. )
しかも、目の前のモノを単純に
説明すれば良いわけでもなく、
本質を抜き出して、
上位概念化して文字にしないと、
権利範囲として狭くなりすぎます。
このような文字による説明と、
抽象度のコントロールは、
訓練しないとまずできません。

これも数値にはできませんが、
かなり大きな差になると思います。
自分で特許書類を作成する場合、
権利を行使するという選択肢は
ないものと割り切った方が良いです。

ただし、特許が取れたということ
自体にも価値はありますので、
どんなに権利が狭くなったとしても、
取れないより全然良いですよね。

ですので、権利行使をハナから
考えないでおけば、
公的な機関で専門家に無料相談して、
特許の取得可能性を上げるネタを
自分で考えるなどした上で、
自分で特許取得に挑戦してみる
というのは、ありだと思います(^O^)

ただし、会社として重要な製品であって
どうしても特許が取りたくて、かつ
権利行使も前提にする、
ということであれば、
弁理士に依頼した方がベターですね。
重要性によって、使い分けると
良いと思います(^○^)

続きは、また今度。

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●●今回のネオフライト奥義●●

・自分でも特許は取れる!
・自分では特許可能性は低い!
・自分では権利行使を捨てる!

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ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔