第200回:中小製造業の意匠権とは?

 

こんにちは~、ネオフライトの宮川壮輔です。

さて、今回は、意匠のお話し。

知的財産と呼ばれるものの中に、

意匠権というものがありますね。

先日、オムロンヘルスケアが、

タニタを訴えましたね(°0°)

「タニタはん、

オタクのとこの体重計、

それ、うちの体重計とクリソツやで~」

という、オムロンの主張です。

つまり、オムロンは、その体重計に関して、

意匠権を持っていて、

その意匠権の侵害ということで、

タニタを提訴したということですね。

もちろん、訴訟ということですから、

タニタは、

「オムロンはん、

そりゃ~、言いがかりやで~。

オタクの意匠と、うちの体重計は、

全然似てまへんで~」

ということで、争っています(`Д´)

 

まあ、両方とも、真ん中に液晶画面があって、

両サイドに2つの電極がある、という点では、

同じですね。

あとは、細かいところで、どれだけ違うかの争いになります。

どうなるかは、もちろん分かりません。

それにしても、意匠権って、

何となく分かるような気がするけど、

実際はよく分からん、って感じですよね(>o<)

意匠権っていうのは、

デザインを保護するものです。

見た目です。

特許のような機能とか技術とかは、関係ありません。

デザインなので、

かっちょいい模様とか、

スタイリッシュな形状とか、

そんなものです。

今回の例で言えば、体重計の見た目・デザインですね。

そのデザインについて、

特許庁に意匠権の申請をして、登録になると、

第3者は、そのデザインを勝手にマネしちゃイケません、

っていう状態になります。

もう一つ、意匠権といえば、以前、

ダイソンが、羽根なし扇風機について、

東京税関で中国製の侵害品の輸入を何百台とか阻止しましたね。

 

ダイソン扇風機のように、見た目に特徴があるのであれば、

意匠権による保護も考えたいですね。

3Dプリンタなどのモノ作り革命がおきると、

意匠権というのは、要注意となってくるかもしれませんね~。

それでは、また次回。

 

ネオフライト国際商標特許事務所
弁理士 宮川 壮輔

 

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